台所の床から突然、水が流れてきた。
家に帰ったらキッチンの床がビショビショになっていた!!
蛇口を捻ると床から水が染み出てくるようになってしまった!!
キッチンの床が水漏れしてしまう原因はどこにあるの!?
水漏れを修理する為に自分で対処する方法はないの!?
もし、業者の方に依頼した場合はどれくらいの修理費用がかかるの!?
あなたは現在こんな事にお困りではありませんか!?
キッチンは水まわりの中でも一番使用頻度が多い箇所と言われています。当然、生活していれば水漏れや詰まりなどのトラブルが起きるのは当たり前の事です。
この記事を読んでいるあなたも突然、台所の床が濡れていた、気づいたら床が湿っていた。このような経験をしたことがある方もいると思います。
実際、水まわりのトラブルの中では良く起こることです。しかし、原因がわからない為どう対処したらいいのか。また、どこから来る水漏れなのかわからない為、どうすることも出来ずにお困りなのではないでしょうか。
確かに、蛇口で水漏れしていれば蛇口を修理、交換すれば直すことが出来るな。と言うのは見当が付くと思いますが、床から水漏れしている時は何が原因?どこが原因?と見当もつかない方が多いと思います。
無理もありません。キッチンの床で水漏れしている場合は考えられる原因がいくつもあるからです。一つ一つ調べて確認していかないとプロの私達でも判断できないからです。
しかし、水漏れを起こしている原因さえわかってしまえば修理自体はそんな難しい事ではありません。ゆっくり、落ち着いて原因を探してあげれば水回りが苦手な女性でも修理することは簡単です。そこで、このページではキッチンの床から水漏れしている時の修理方法と原因の探し方も交えてご紹介していきます。
是非参考にして見てください。
1.シンクの下を覗いてみましょう
キッチンの床から水漏れしている場合はいくつかの原因が考えられます。
それらを一つ一つ探しなが水漏れ箇所を特定していかなくてはいけません。
その原因を特定することで対処方法も異なってきますので、これから説明する手順を一つ一つ行って見てください。
1-1.シンクの下を確認して見よう
普通に生活しているとシンクの下を覗くことは少ないハズ。シンクの下がどのような構造になっていて水が流れていく仕組みがわからない人も多いと思います。しかし、実は意外と単純でシンプルな作りです。
シンクの下は引き戸みたいになっていて、そこに調味料やお皿などを収納できるスペースがあるのはご存知だと思いますが、その奥に排水ホースや止水栓、トラップなどが取り付けられています。扉になっている事もあり、シンクの下を確認するにシンク下の扉を開けみてください。作業を効率よくするためには引き戸を外してしまいましょう。開閉タイプの場合は収納している調味料などを退けてから行うようにしましょう。
因みに、画像は引き戸をスライドさせて外した状態です。因みに排水パイプの構造を理解しておくことは修理をする際に重要なことでもあります。風呂場の排水口の構造と基礎知識でも台所の排水の構造を説明していますので一度、理解してから行って見ましょう。
1-2.水漏れ箇所を探して見よう
シンクの下を確認しても水漏れ箇所が特定出来ない場合蛇口の水を流して見ましょう。蛇口の水を流すことで排水ホースまでの間で水漏れしているのか排水管に異常が在るのか、若しくは蛇口に異常があるのかという事を確認することが出来ます。
水漏れには蛇口の異常、排水トラップの異常、排水ホースの異常、パッキンの劣化、排水管の亀裂、詰まりなどが考えられます。
ここで重要なのが目視で確認できる箇所での水漏れなのか、目視で確認出来ない箇所での水漏れなのかを特定することです。
それによって修理の方法が変わってくるからです。もし、蛇口の水を流したときにポタポタ水漏れしているのが確認できる場合、蛇口を止めて修理に入っていきましょう。後者の場合は、後で説明していきますので、そのまま流し読みしてください。
それでは一つ一つ考えられる水漏れ個所を探していきましょう。
2.水漏れの原因はどこにあるの!?探していきましょう
一般の方でも目視で水漏れ個所を発見できれば対処法も簡単に出来てしまいます。当然、蛇口の水を出してみてどこから水漏れしているのかを発見することが大切です。
考えられる水漏れ個所の一つに排水トラップがあります。
排水トラップはシンクと接続されており、この部分にはゴムパッキンが取り付けられています。シンクの穴の大きさに合わせて丸いパッキンになっています。この部分はパッキンが無いと水漏れを起こしますがパッキンが付いていても経年劣化が原因で水漏れしてしまう事があります。
排水トラップもひび割れや劣化で亀裂が生じるとその隙間から水が漏れてくる事もあります。
それでは考えられる水漏れ個所を紹介していきます。
2-1.排水トラップが原因の水漏れのケース
まずはシンクと排水トラップの接続部分から起こる水漏れを見ていきましょう。上記でも紹介していますがシンクと排水トラップの接続部分にはゴムパッキンが取り付けられています。このゴムパッキンは10年~15年ほどで劣化してくるために水漏れが起こりやすくなります。
丁度赤く囲ってある箇所がそのパッキンが取り付けてある部分です。この部分はネジのようになっていて排水トラップを回せば締まるようになっています。この部分から起こる水漏れは接続部の隙間を通って水が滴り落ちるように漏れてきます。
症状がひどい場合はポタポタ水が垂れてくるので、その水が床に落ちていきその水溜まりとなっていきます。
そして気がついたら水溜りがあった。というような現象が起こるのです。ゴムパッキンはホームセンターでも販売されているので簡単に入手、交換が可能です。しかし、シンクによってサイズが異なるので間違えないようにしなくてはいけません。
2-2.排水パイプの接続部が原因の水漏れのケース
排水トラップから排水管へと繋がっている部分を排水パイプ、若しくは排水ホースと言います。
それらは材質の問題で塩ビ管なのかビニールなのかの違いです。それは建物によって造りが異なるので自分の家がどちらの材質なのかを確認しなければいけません。
因みに塩ビ管が材質の場合は、排水管まで繋がる途中の接続部にナットで分解出来るような仕組みになっており、その接続部分にもゴムパッキンが取り付けられています。
その接続部分のパッキンが経年劣化することで水漏れが起こるようになります。時々、ナットの緩みが原因で水漏れを起こす事もありますがパッキン交換をしておけばひとまずは安心です。この部分の水漏れも同じようにポタポタ滴り落ちる水が溜まって床に水溜りを作ります。
2-3.排水ホースが原因の水漏れのケース
先程は排水パイプの接続部分で起こる水漏れを紹介しましたが、排水ホースが原因で起こる水漏れもあります。排水ホースの材質はビニールです。ハサミを入れてしまえば簡単に切り裂くことも出来てしまいます。排水ホースで起こる水漏れにはシンクと排水ホースを繋いでいる接続部分で起こる水漏れ。これはナットの緩みかパッキンが原因です。そして、排水ホースの亀裂です。
排水ホースが10年以上交換もしないで湿気の多い環境で使っていたりすると風化してしまいパキッと簡単に折れてしまいます。画像はお客様のご自宅で排水ホースの交換をする際に折れてしまった状態です。。簡単にパキッと折れてしまうのがわかるのでは無いでしょうか。他にも原因はあります、棚に色々と物を詰め込んでいる方は排水ホースに接触してしまい亀裂が入り、その隙間から水漏れを起こしたり排水ホースが外れたりして水漏れを起こす事もあります。
これだけパックリ折れてしまったら大量の水が床に漏れてしまう事になります。しかし、簡単に原因を突き止める事も出来ますよね。排水ホースはホームセンターで購入出来るので原因がわかった方は交換してみましょう。
台所の排水ホースを交換すべき3つの理由とその手順でも手順を紹介しているので参考にしてください。
2-4.排水ホースと排水管の繋ぎ目が原因の水漏れのケース
続いて考えられる水漏れに排水ホースと排水管の接続部分で起こる水漏れがあります。
通常、この部分は防臭ゴムと呼ばれるゴムが取り付けられており、排水管からの臭いを防ぐ為の施工がされています。
しかし、排水ホースが取り付けられているようなケースでは接続部分は固定されておらず、引っ張ったら抜けてしまうような簡単な仕組みになっている事が多いのが特徴です。つまり、棚に物を詰め込み過ぎてしまっているような家では排水ホースに物が干渉して排水ホースが動いてしまっている事があります。排水ホースが動いてしまうと、接続部分の防臭ゴムが外れて排水ホースが抜けてしまう事もあるのです。当然、排水ホースが抜けてしまえば水が排水管に流れていかない為に床がビショビショになってしまいます。
こういったケースは案外多くて、排水ホースと排水管の接続部分は板の下にあり目視で確認することは出来ないので、通常は気が付かないのです。
実際は手直しで直す事も出来るのですが、元に戻せなくなるリスクも考えると無理に自分で対処するのは安心とは言えません。
そこで、材質が塩ビ管で出来ているようなケースでは排水パイプと排水管の接続部がナットで固定されている家もあります。これはこういった水漏れ事故を防ぐ為に工夫されていて、排水ホースが動いてしまうと言ったリスクがないのが特徴です。しかし、それは構造上の問題なので仕方がない事です。施工方法が悪い訳ではないという事を覚えておきましょう。
そして、棚に物を詰め込み過ぎるのは水漏れの原因になるという事を覚えておきましょう。
2-5.蛇口が原因の水漏れのケース
排水部以外が原因の水漏れもあります。
そこで考えられるのが蛇口部での水漏れです。
蛇口は給水管と接続されていて、ナットで固定されています。そのナットの中にはパッキンが取り付けられていてパッキンが劣化すると水漏れが起こります。他に水漏れが起きやすい個所として止水栓やシャワーホースなどもあります。
台所の蛇口にシャワーホースが付いている場合、要注意です。シャワーホースは出し引きする事でホース自体に亀裂が入りやすくなり水漏れを起こします。洗面所の蛇口で良く起こる現象ですが、シャワー付き水栓の場合は同様の事が起こるのです。
このケースは中々判断が難しいのですが、水を出した時にシャワーホースを伝って漏れが生じている場合は水栓の交換が必要になってくる事があります。キッチンの蛇口から水漏れしている時の直し方で紹介しているので参考にして頂ければと思います。
他にもスパウトと呼ばれる部分で起こる水漏れもあります。床に直接水が染み出すケースは少ないのですが、水栓の中心的部品であるバルブカートリッジが劣化すると蛇口の水がポタポタ止まら無くなったり、水が噴き出してくるような状態になります。
これがバルブカートリッジです。
水栓の中心部と言える部品で、止水、吐水などをこの部品でコントロールしています。
もし、水がスパウトの間から止まらなくなって伝って床にまで流れていってしまうケースもあるのです。
バルブカートリッジはホームセンターで売っています。メーカー型式に応じて適合する部品が異なるのでメーカーに適合品を確認してから交換する必要があります。
2-6.詰まりが原因の水漏れのケース
そして最後に詰まりが原因で起こる水漏れがあります。
キッチンの排水管、排水ホースは詰まりが起きやすい個所と言えます。
画像は排水ホース内で油の塊がギッシリ詰まってしまっている状態です。これが排水管内でも同じ事が起こります。
実はこのケースの水漏れは非常に多いのが特徴です。
排水管は油の塊がこびり付き、水が排水出来なくなります。排水されなかった水は当然溢れてきます。
そして、排水ホースと排水管の隙間を水が伝って床へと侵入していきます。これが詰まりが原因で起こる水漏れです。ここまで来ると判断が難しい上に修理も一般の方には敷居がたかくなってしまいます。
業者を呼んで対処を求めるか排水ホースを外してワイヤーで詰まりを砕いてみるという方法もあります。
台所の排水溝の詰まりを直すには台所の排水溝つまりを直す方法を参考にしてみるといいでしょう。
3.水漏れ箇所の修理方法
水漏れ箇所が特定できたら、それに合った修理方法をしていく必要があります。先程紹介した箇所のどこかに必ず原因があるので、自分の状況に合わせて対処をする必要があります。
それでは一つ一つみていく事にしましょう。修理に入っていく前にまず止水栓を閉める作業が必要です。止水栓を締めておけば安心して作業をすることが出来るのでキッチンの蛇口から水漏れしている時の直し方を参考に行って見てください。
基本的に止水栓はシンクの下の扉を開けるとマイナス溝になっている部分がありますので、マイナスドライバーを使って締めておきます。もし、ハンドルタイプの止水栓だった場合は蛇口を捻るように回して締めましょう。
もし、わからない方は玄関を出て左右正面どこかのメーターボックスに元栓があるので締めておきましょう。一戸建ての方は屋外の地面の地中のどこかに水道メーターボックスがあるので探してみてください。
3-1.シンクとトラップの繋ぎ目で水漏れしている場合の修理方法
まずはシンクとトラップの繋ぎ目からの水漏れ修理方法を紹介していきます。
シンクには流し台トラップと言った部品が取り付けられています。そして、その流し台トラップの繋ぎ目から水漏れしてい場合は原因は2つ考えられます。
1.パッキンの劣化
2.ナットの緩み
この2つです。
3-1-1.ナットの緩みが原因の場合
もし、ナットが緩んでいるだけの状態の場合は強く固定すれば水漏れが止まる場合があります。一度手で時計回りにまわしてみましょう。少しでも回るようであればナットが完全に締まっていない為、隙間から水漏れしている事が考えられます。ある程度回すと硬くなりますが、それでも不十分。完全に回らなくなるまできつく締め込む必要があります。女性の力だと不十分な場合が多いので、男性に手伝ってもらうか、濡れた雑巾などを被せてしっかり締めこんでください。市販でもナット締め込み専用工具が販売されているので購入して見ても良いかもしれません。しかし、基本的には手で十分なハズです。手で回してもまわらない場合は、やはりパッキンの劣化が考えられるので交換作業をしていく必要があります。
3-1-2.パッキンが劣化している場合
ナットがしっかり締め込まれていて問題が無い場合、パッキンの劣化が原因です。その場合はパッキンを新品に交換することで水漏れはとまります。
排水トラップを取り外していきましょう。
排水トラップを外すとパッキンが入っているのが確認できます。このとき、排水トラップを外すと水が多少零れるので、雑巾などを下に引いておくといいでしょう。
3-1-2-1.パッキンの交換方法
STEP.1
初めにナットを外します。
ナットは反時計回りでまわしていく事で外すことが出来ます。画像をみるとわかりますがネジ式になっているのが確認できます。
実は数十年も使用している家の排水トラップは固着してしまい、手だと回らない可能性があります。
その時は濡らした雑巾などを使って力強く回してみましょう。もし、それでも回らない場合は専用工具を使用することになります。
STEP.2
続いて、中央にあるもう片方の繋ぎ目のナットを外しましょう。
同じくまわすだけで外すことが出来ます。
この部分のナットはサイズが比較的小さい為、簡単に取り外すことができます。
排水パイプを分解していくと油の塊やカスが出てくる事があります。これらは排水パイプに停留した汚れです。
STEP.3
そして、二箇所のナットを外すと流し台トラップが外れます。
流し台トラップは下に引いて外すのではなく上に持ち上げて外します。
ここまで分解していくとゴムパッキンが目視で確認できるようになります。
STEP.4
流し台トラップを外すと根元にパッキンが取り付けられている事が確認できます。
古いパッキンを外して、新しいパッキンを取り付けてあげましょう。
パッキンはホームセンターで販売されています。大きさも2種類ほどあるので購入する前にシンクの円の長さを計っておくと、購入時にスムーズです。
STEP.5
このように新しいパッキンをはめて、逆の手順で元に戻せば完了です。パッキンはしっかりと取り付けてあげないと、必ず水漏れしてしまいます。奥まで隙間が無くなるようにはめ込んだのを確認できたら戻していきましょう。
この時気を付けないといけないのが、排水トラップやパッキンにゴミが噛んでいない事を確認してから取り付ける必要があります。
もし、ゴミが噛んでいたらその隙間から水漏れを起こすことがあるからです。その場合は汚れを拭き取ってあげるようにしましょう。
STEP.6
流し台トラップをシンクの上からはめてナットを締めこめば完了です。
締め込む時も力強く締め込むのが重要です。少しでも緩んでいたりすると必ず水漏れを起こします。
パッキンが新品でも水漏れする場合は締め込みが甘いか、パッキンがしっかり噛み合わさっていない可能性がありますので気を付けてください。
3-2.シンクと塩ビパイプの繋ぎ目で水漏れしている場合の修理方法
シンクと塩ビパイプの間で水漏れしている場合は、上記で紹介したのと同じでナットの緩みかパッキンの劣化が考えられます。同じような方法で修理してあげるようにしましょう。
3-2-1.ナットが緩んでいる場合
やはり、初めはナットが緩んでいないか確認してあげるようにしましょう。
時計回りに強く締めこみましょう。それだけで直るはずです。
手で回してみてまわるようならナットの緩みが原因であることが考えられます。ナットを締めつけたら通水テストをしてみます。水が漏れてこないならそれで修理完了です。特に難しい事はありませんね。
3-2-2.パッキンの劣化が原因の場合
STEP.1
パッキンの劣化が原因で水漏れしている場合、パッキンを新品に交換することで直ります。
まずナットを外してみましょう。ナットはネジ式になっているので簡単に手で外せるはずです。
ナットを外すとパッキンが確認できます。
STEP.2
ナットを外すと黒いパッキンが取り付けられているのが確認できます。古いパッキンは外して、新しいパッキンに交換してください。
新しいパッキンに交換が出来たら逆の手順で元に戻せば完了です。このときも同じようにゴミ噛みがないのを確認してから取り付けるようにしましょう。
3-3.排水ホースから水漏れしている場合の修理方法
もし、あなたの家が塩ビパイプではなくホースタイプの場合は排水ホースを交換、若しくは補修をする必要があります。
排水ホースはホームセンターで購入も出来ますし、手軽に交換することも可能です。排水ホースも消耗品ですので本来であれば交換してあげた方が長い目で見ると安心です。しかし、排水ホースを交換って一般の人で簡単に出来るものなの!?
と疑問に思っている方もいるはずです。正直言って、排水ホースの交換は簡単に出来てしまいます。しかし、水回りが苦手な方や女性にとっては敷居が高く感じてしまう事も多いハズ。
しかし、排水ホースの交換に自信がない人は次に紹介する方法で応急処置をしていくことが可能です。
排水ホースの補修作業をすればいいのです。補修用のアイテムがホームセンターで売っているので購入しておきましょう。
初めにビニールテープを用意します。
始める前にひとつ気を付けてほしいのが補修が出来るのは亀裂が小さい場合です。大きな亀裂では無い場合に有効です。もし、亀裂が大きい場合は排水ホースを交換すべきでしょう。
補修作業では直らない可能性があります。
水が漏れてくる箇所にビニールテープを巻きつけます。
その場合は何重にもしてガチガチになるくらい巻いておくことが重要です。
排水ホースは外す必要ないのでシンクの下に潜り込んで作業するようにしましょう。出来たら、一度蛇口の水を出してホースから水が漏れてこなければ成功です。
もし、それでも水漏れが止まらない、隙間から垂れて来てしまう場合は補修テープを使用します。
補修テープを使えば多少の亀裂程度であれば直すことが可能です。
ビニールテープだけでは不十分な場合に専用の補修テープが役に立ちます。
主に排水管や蛇腹ホースに効果を発揮するのですが、必ず水が止まるかはわかりません。
もし、どうしても隙間が埋まらずに水漏れしてしまう場合は交換するようにしましょう。
排水ホースの交換方法は台所の排水ホースを交換すべき3つの理由とその手順で紹介しているので参考にしてみてください。
3-4.排水ホースと排水管の隙間から水漏れしている場合の修理方法
排水ホースと排水管の間から水漏れが起きる場合は排水ホースが動いて排水管からずれてしまっている可能性があります。
その良くあるケースとして棚に物を詰め込み過ぎていたり排水ホースと干渉している事が考えられます。
一度棚に収納している物をすべて退かしておきましょう。そして、排水管の状態を調べてみます。通常は画像のように排水ホースが排水管の中に差し込まれています。しかし、これでは健全な状態とは言えません。
通常はこのように防臭ゴムや防臭カバーが取り付けられているのですが、この部分は被さっているだけの状態であったり、押し込まれているだけの状態なので、排水ホースが動けば外れたり動いたりしてしまいます。
もし、外れていたら手直しをしてあげるだけで直せてしまいます。
3-5.水栓が原因で水漏れしている場合の修理方法
水栓で水漏れしているのが原因で床が濡れてしまっている場合はいくつかの箇所を点検しなければいけないとお伝えしました。もし、止水栓交換、水栓交換が必要な場合はご自分で対処するよりも業者に依頼した方が確実かもしれません。被害が大きくなる前に状況を説明して修理の依頼をするようにしましょう。
蛇口が原因で起こる水漏れには通常、止水栓やシャワーホースがあります。
止水栓を確認してポタポタ水が漏れているようなら止水栓の交換、もしくはパッキンの交換作業が必要になります。
そして、シャワーホースを伝って水漏れする場合は水栓本体の交換が必要になります。
4.排水管が詰まって水が溢れてくるケース
排水管が詰まっているのが原因で水漏れする場合は自分では対処が難しい可能性があります。キッチンの詰まりは非常に多いケースではあるのですが、詰まりも頑固です。大概は油の塊が排水管内にこびり付いて水が流れなくなってしまう事で起こります。油の塊は一か所だけではなく数か所でこびり付いている事が多いのでワイヤーなどで砕いても根本的な解決には至りません。そこで、高圧洗浄機を使って油を砕きながら流していくのです。高圧洗浄機も排水管を洗浄する為の洗管ノズルが必要になるので、市販では購入出来ません。
画像の赤枠を見てください。
上記で紹介した箇所以外の水漏れの場合は塩ビパイプの下の排水管が詰まっていて排水が追いつかずに水が逆流している事が考えられます。
そういったケースでは詰まりを解消する必要があります。
その場合は点検口を開けて排水プレートを外して、排水パッキンを外した後に排水管の洗浄をする必要があります。
しかし、これ以上の作業を自分で行うのはあまりおススメできない為、専門業者に依頼する必要があります。もし、自分で排水管の高圧洗浄をする場合は台所の排水管高圧洗浄の方法でやり方を紹介しているので読みながら実践してみてください。しかし、機材も高額で作業も難易度が高いのが現状なので業者に依頼した場合とご自分で対処した場合の費用対効果なども計算してから判断するようにしましょう。
5.まとめ
キッチンの床から水漏れしていると思っても、実は床から水漏れしているのではなく排水パイプや、排水トラップ、接続部のパッキン、蛇口、排水管などが原因で起きています。そのどこからか落ちた水が床に垂れてしまい床が濡れてしまっているのです。
排水管に穴があいて水が床に染み出しているようなケースだと大がかりな工事が必要になります。しかし、大抵は小さな原因である事が多いので、自分で対処することも出来てしまうのです。
つまり、水漏れの箇所さえ特定してしまえば案外簡単に対処することが出来るのです。
参考になったなら幸いです。