普段何気なく使っている洗面台。何もトラブルが無く使用できればいいですが、10年~15年使用していると経年劣化により水漏れしてくることがあります。また、洗面台の下には洗剤等の日用品を収納している方も多いと思いますが、よく見てみると排水パイプや止水栓、ホースなどが取り付けられていることが確認できます。実は、洗剤などを収納している箇所に物を詰め込みすぎたりすると排水パイプに接触してしまい、負担が掛かったりして破けたりパイプが外れたり等のトラブルが起こることがあります。また、排水パイプは髪の毛などの塊が溜まったりして詰まりを引き起こす事があります。そんな時は排水パイプを交換してあげることで改善できます。そこで、このページでは洗面台の排水パイプの交換方法をお伝えしていきたいと思います。
手順どおり行えば簡単に出来るので読みながら実践して見ましょう。
Contents
1.洗面台の排水パイプとは?!
洗面台の下を覗くと画像のようにハンドルタイプの止水栓(マイナス講タイプもある)や排水パイプが確認できます。そして、排水パイプは床を越えてその下の床まで続いているはずです。厳密に言えば、木の板が中に取り付けられているだけです。排水プレートを外せばその下の状況が確認できるはずです。
もし、洗剤などを収納していたら全てどかしてから行うようにしましょう。
作業がしやすくなるはずです。
排水パイプが確認できて作業できる状態になったら次のステップに進んでいきます。
2.排水パイプを交換すべき3つのタイミング
2-1.排水溝が詰まったとき
排水パイプを交換すべきタイミングの一つとして排水溝の流れが悪くなってきた時や完全に詰まってしまった時が目安です。
洗面所の排水溝掃除の仕方や効果抜群!洗面所の排水溝つまりの解消法でも説明していますが排水溝の詰まりは掃除で解消することが出来ますが、詰まりが起こるくらい使用し続けていると当然パイプも劣化しているはずです。また、掃除をするために排水パイプを分解するとゴムパッキンが悪くなっていることが多く戻したときに水漏れしてしまうケースがあります。
よって、そんな時はパイプごと交換しておけば安心です。
2-2.水漏れしているとき
床から水が染み出してきたりホースに穴が空いている時は排水パイプを交換してあげる必要があります。
しかし、床から染み出している場合は水漏れ箇所を確認する必要があり、蛇口が原因の水漏れなのか、排水パイプからの水漏れなのかで判断が変わってきます。
排水パイプからの水漏れであれば当然交換すべきですがパッキン交換で修理可能な場合もあるので判断が難しい場合は交換をオススメします。
2-3.劣化しているとき
単純に見た感じそろそろ交換時期かなと。そう感じたときは早めに交換をしてあげましょう。目安としては10年~15年ほど使用していると水回りの部品はトラブルが起こりやすくなります。大きな水漏れ事故になる前に対処してあげることが重要です。
3.止水栓を閉めよう
作業を始める前に念のため止水栓を閉めておきましょう。
止水栓はハンドルタイプやマイナス講タイプがあり、家の作りによってまちまちです。
ハンドルタイプであれば蛇口を閉めるように回しましょう。その際お湯と水の両方を閉めましょう。
マイナス講タイプであればマイナスドライバーなどを使用して閉めます。固くてまわらない場合はウォーターポンププライヤーではさんで回せば閉めやすいはずです。詳しくはトイレの元栓の閉め方、開け方と水位の調整方法でも紹介しているので読んでおきましょう。トイレの止水栓も基本的には同じなので参考になるはずです。
4.排水パイプの交換手順
STEP1
それでは排水パイプを分解していきましょう。
排水パイプはいくつかの分解できるパーツがあり、それぞれナットで固定されています。
初めはS字トラップの部分から外していきます。
もし、パイプ本体ごと回ってしまう場合はもう一つの手で押さえながら行うようにしてください。
また、外す際にバケツを下においてから行うようにしましょう。
S字トラップの部分に溜まっている水がこぼれてしまいます。
STEP2
次に床に差し込まれている排水ホースを取り外す必要があります。
大抵は排水プレートと言われる部品が取り付けられているので外してください。
外し方は十字ネジであればプラスドライバーを使って緩めていくだけです。
シールテープで固定されている場合はマイナスドライバーなどで剥がすように取り外しましょう。
STEP3
排水プレートを外すと穴が空いているので覗きこんでみましょう。
ホースが差し込まれている排水管が確認できるはずです。
ホースは引っ張るだけで外せます。
STEP4
続いて新しい排水パイプを取り付けていきます。
画像左側が新しいパイプ、右側が古いパイプです。
取り付け方は外した時の逆の手順で行えばいいだけなので簡単です。
STEP5
この時忘れてはいけないのが防臭ゴムの取り付けです。
台所の排水溝の臭いを防ぐ為に弊社が行っている5つの対策でも解説していますが防臭ゴムをつけないと下水臭が部屋中に上がってきます。
それを防ぐ為に防臭ゴムが重要な役割をします。よってしっかりはめ込みましょう。
もし、ホース部分が長い場合は切って調節するようにしてください。
STEP6
このように組み立てていけば完了です。
STEP7
最後に水を出して排水パイプから水漏れが無いか確認しましょう。
5.まとめ
いかがでしたか?初めての方でも手順どおり行えば簡単に排水パイプの交換が出来ることがおわかり頂けたのではないでしょうか?
これが出来れば台所の排水ホースなんかも簡単に交換出来てしまいます。
参考になったなら幸いです。