生活していたらいつ起きてもおかしくない水道トラブル。。。
出来れば起きてほしくないですよね。
あなたも、普段何気なく生活していたら、突然水漏れしていた、排水溝が詰まったなどトラブルに遭遇したことがあるのではないでしょうか。
でも、水道トラブルって自分で修理するのは何か怖いですよね。水が噴き出してきたり、水が止まらなくなったら誰でもパニックになってしまいますよね。
だとしたら水道トラブルを解決してくれる業者さんにお願いすることになると思いますが、どこに頼んだらいいのか悩みますよね。
もし、全く無知の状態で業者を呼ぶと、業者の言われるがままに料金を支払うことになってしまいますし、最悪必要ない工事までさせられる可能性もあります。
もちろん誠実な業者さんもいっぱいいますので、決めつける事は出来ませんが修理が終わってみるまでわかりません。
そこで、現役の水道修理業者である私が水道業者を頼む前に必ず知っておきたい知識を教えちゃいます。
知っていると知らないのとで損することにならないように勉強しておきましょう。
Contents
1.蛇口から水漏れした時に知っておきたい3つのこと
蛇口から水漏れした場合、修理で済むのか、それとも蛇口本体の交換をしなくてはいけないのか。
一般の人には判断が難しいのではないでしょうか?
結論から言うと、10年以上使用しているような蛇口は交換した方がいいです。
しかし、部品やパッキン交換で修理出来るケースが大半なので、順を追って詳しく紹介していきます。
1-1.パッキン交換で直るケース
水栓は2ハンドルタイプ(古いタイプ)シングルレバータイプ(比較的新しいタイプ)があります。
水漏れのパターンは決まっていて、この2つの水栓のどちらかによって、修理方法が異なります。
因みにこの画像は2ハンドルタイプの水栓になるので、パッキン交換で修理出来てしまいます。
蛇口をレバー式に交換したり使いやすさを求めない場合(既存の水栓で構わない場合)はパッキン交換で水漏れ修理が可能です。
よって水栓の交換はしなくても水漏れは止まります。
パッキン交換の詳しい手順は水道のパッキンを交換する方法で紹介しているので参考にしてください。
1-2.パッキン交換で直らないケース
シングルレバー混合水栓は最近の住宅では必ずと言っていいほど使われている水栓です。
この水栓で水漏れが起きた時は、パッキン交換では直りません。
主にバルブカートリッジと言われる部品の交換が必要になります。
1-2-1.バルブカートリッジとは?!
バルブカートリッジはシングルレバー水栓には必ず内蔵されているパーツです。
この部品で水の吐出や温度調整、水漏れ等を防ぐ役割をしています。
しかし、十年を境に部品が劣化してくるため水漏れが起きやすくなります。そこで、バルブカートリッジを交換することで水漏れは止まります。
しかし、シングルレバー水栓はメッキ状のパーツが組み合わさって出来ており、その隙間隙間にパッキンが付いている場合があります。バルブカートリッジを交換しても水漏れが止まらない場合は水栓本体の交換も検討しなくてはいけません。
また、キッチンの蛇口から水漏れしている時の直し方でも紹介していますがバルブカートリッジは水栓のメーカーや型式に応じて交換をしないといけません。
メーカー型式を調べてメーカーに対応可能なバルブカートリッジを聞いてみましょう。
1-3.蛇口の交換が必要なケース
蛇口の交換が必要なケースは基本的には古い場合です。
部品がメーカー側で生産終了している場合や割れたりした場合です。
そろそろ寿命かなと思った時が交換をするタイミングでしょう。
よって、修理業者に交換を強く勧められても冷静に判断して決めるようにしましょう。蛇口の交換は安いものではありません。知識を付けておくことが重要なのです。
2.排水溝が詰まった時に知っておきたい事
排水溝が詰まった場合の直し方はいくつかあり、その詰まりの原因や箇所、状況によって異なります。
詰まりの状態によっては自分で直すのは難しい場合も多く、当然水道業者に依頼することになりますが、無駄な作業まで依頼する必要はありません。
それでは排水溝が詰まった場合に覚えておいてほしい事をお伝えします。
2-1.排水ホースやトラップで詰まっている場合
詰まりのパターンとして多いのが排水ホースや排水トラップで詰まっているケースです。
台所なら排水ホース、洗面所ならS字トラップの部分で詰まりやすいです。
この部分でのつまりであれば効果抜群!洗面所の排水溝つまりの解消法や台所の排水溝つまりを直す方法を参考にすれば簡単に修理することが出来ます。
排水ホースを交換しても料金はたいして掛りません。
2-2.排水管で詰まっている場合
排水ホースよりも下の床下配管と言われる個所が詰まってしまった場合、トーラーや高圧洗浄機と言った業務用の機材が必要になります。
参考にしてください 台所の排水管高圧洗浄の方法
その場合は数万円の費用が掛ることが多く金額的にも割高になってしまいます。
また、基本料金+1m2000円~3000円等の見積りをしている業者も多く、実際に掛る費用は3,4万は相場です。
しかし、排水ホースの詰まりが原因だった場合、無理に高圧洗浄をする必要はありません。必要のない作業はお断り出来るように知識を付けておきましょう。
3.トイレがつまった時に一番安く済ませる方法
実はトイレの詰まりを直すのは凄く簡単です。
しかし、多くの方はすぐに業者を呼んで修理を依頼します。
業者を呼ぶと金額的にも数万円かかります。
これは非常にもったいない話です。
そこで、トイレがつまった場合は近所のホームセンターでラバーカップを購入しましょう。
ラバーカップがあれば大抵の詰まりは解消出来てしまいます。
詳しいラバーカップの使用方法については覚えておきたい!ラバーカップの使い方で紹介しているので参考にしてください。
また、トイレの詰まりには軽度~重度のケースまで様々です。
確かにラバーカップで解消出来ないケースもあり、だったら初めから業者に依頼をしようと考える人も多いと思いますが、業者選びで失敗してしまうと高額な請求をされたり、時にはトイレの交換を勧められることもあります。
しかし、実はラバーカップで直ってしまう様な軽度なつまりだっりする事も多く、業者の言われるがままにならないように自分で実践してみる事も大切です。
4.トイレの水漏れ修理を依頼する前に知っておきたいこと
トイレの水漏れにはいくつかの原因があり、水漏れ個所によっても修理方法は異なります。
主に給水管、排水管、タンク内で水漏れが起こります。
給水管で水漏れしている時はパッキンの劣化が原因です。
トイレの給水管から水漏れしている時の修理方法を参考に修理してみましょう。また給水管で水漏れしている場合はパッキン交換で直ってしまうため、掛る費用は数百円です。
タンク内でトラブルが起きている場合は部品の劣化が原因の可能性が高く、部品交換が必要になります。
それも一か所とは限らない為、数か所部品交換すると料金は1~2万掛る場合が多いです。
主にタンク内でトラブルが起きている場合の原因としてはボールタップ、フロートバルブが劣化している事が多く、10年を目安にトラブルが起きやすくなります。
業者に依頼する際は交換が必要な部品を一つ一つ確認しながら説明してもらうようにしましょう。
5.最後に
水道トラブルが起きた時は業者を呼ぶ方が確実ではありますが、無知なままお願いしてしまうと後から出された請求にビックリ。何てことも珍しくありません。
そうならない為にも、自分である程度の知識を付けておいて業者の言われるがままにならないようにすることが重要です。