そろそろ我が家のウォシュレットも交換時期。新しいものと交換したいが、その前に古いウォシュレットを外さなくては新しいものを取り付けできない。あなたは今、そんな状況ではないだろうか?又、近々引っ越しをする予定だが新居にウォシュレットを持っていくため今の家のウォシュレットを取り外す必要がある。もし、あなたが今そのような状況でお悩みなら、これから説明していく手順どおりに行うことで簡単に外すことができる。実はウォシュレットは非常にシンプルな構造で取り付けられていて、初めての人でもつまずくことなく実践できてしまう。一つ一つ読みながら理解していってほしい。参考になれば幸いだ。
Contents
1.必要な工具を準備しよう
ウォシュレットを外すときに必要となる工具はプラスドライバー・モンキーレンチの2つだけだ。もし無い場合はホームセンターで用意しておいてほしい。
2.トイレの止水栓を閉める
ウォシュレットを外すときに一番はじめにすべきことはトイレの止水栓を閉めることだ。止水栓とはトイレの元栓のことでトイレ室内に設けられている。
画像を見てもらうとわかるが、マイナスドライバーで回すことで開閉できるようになっている。閉める場合は右に、開ける場合は左回しだ。今回は閉めるので右に回そう。3~4回まわせば途中で動かなくなる。それが閉まった合図だ。
しかし、トイレの止水栓はハンドルタイプもあり全てが同じものとは限らない。自分の家の止水栓のタイプをよく確認しておくようにしよう。止水栓の詳しい種類についてはトイレの元栓の閉め方、開け方と水位の調整方法を読んでおこう。
因みに、この止水栓を閉める作業は必ず忘れないようにしてほしい。なぜなら、止水栓が開いた状態で作業をおこなってしまうとナットを外した瞬間水が噴出してくるからだ。絶対あなたはパニックになるはずだ。必ず徹底してほしい。
3.トイレのタンクを外そう
次にトイレのタンクを外していこう。
(※タンクが無い場合は読み飛ばして頂いて構わない。)
トイレのタンクを持ち上げると手荒い器用の半透明の蛇腹ホースが接続されている。ホースはプラスチックのナットで接続されているだけなので左に回せば簡単に外すことが出来るはずだ。
これが手荒い器に接続されていた蛇腹ホースで白い部分がプラスチックのナットだ。外すとこんな感じになっている。しかし、タンクの種類によってはゴムホースで繋がっていたり、金属パイプで繋がっていたりするものもある。
又、持ち上げるだけで外すことも出来るタイプもありさまざまだ。とはいっても簡単な構造で接続されているだけなので目で追っていけば外し方もわかるはずだ。トイレタンクの詳しい外し方についてはトイレタンクのフタの開け方を読めば参考になるはずだ。
画像を見てほしい。
これがタンクを外した状態だ。タンクは陶器で出来ていて割れやすいので安全な場所に移動させておこう。
4.給水管を取り外していこう
4-1.タンク側の給水管を外す
それでは給水管を外していく。給水管はナットで固定されているのでモンキーレンチで回せば簡単に外すことができる。コツとしてはトイレタンク内部の金具を手で押さえながら回していけば作業しやすいはずだ。この時、給水管に残った水がこぼれるので雑巾などを用意しておくことをおすすめする。
下の部分も同じように外していこう。
4-2.ストレーナーを確認しよう
画像を見てほしい。
給水管を外すとストレーナという部品が入っている。これがストレーナーだ。黒いパッキンが2つと白い部分に網目状のゴミ取りフィルターが付いている。
ストレーナーは外してもトイレは使えるが、水の中に微量に含まれる錆などのカスがロータンク内部の部品に悪影響を及ぼすおそれがあるので、外さない方がいい。
又、ゴミがフィルターに溜まっている場合は掃除しておこう。しかし、新たにフレキシブル管などの新しい給水管を使用する場合は外してしまって構わない。
4-3.減圧ブッシュ一体型パッキンを確認する
画像を見てほしい。
タンク側の金具の中には減圧ブッシュ一体型パッキンが入っている。この部品は再利用する必要があるのでそのまま差し込んでおこう。
5.分岐金具を取り外そう
給水管を取り外した後は分岐金具を取り外そう。分岐金具もナットで止めてあるだけなので左に回せば簡単に外れる。この時、残り水がこぼれてくるので下にバケツなどを用意しておくほうがいいだろう。
これが分岐金具を取り外した後の画像だ。
6.便座を外そう
便座をスライドさせると、ウォシュレット取り付けベースプレートが出てくるので外してしまおう。ウォシュレットは横を覗くとスライドできるようにボタンが付いている。
それが脱着ボタンだ。詳しくは意外と知らない!ウォシュレットの掃除方法でも解説しているので読んでおこう。外し方はプラスドライバー一本あれば十分だ。
ドライバーで回していくと裏側にベースプレート用ゴムが付いているので押さえながら回せば自然と外れる。少しネジが長いかもしれないが根気よく回そう。
これはベースプレートを外した後の状態だ。
※引っ越しなどで取り外す場合はネジやゴムを無くさないように。
7.電源・アース線を外そう
最後に電源とアース線を抜けば終了だ。
電源は引っ張るだけで外せる。アース線はカバーを開けると金属のネジが出てくるので、プラスドライバーで左に回せば緩むはずだ。そして、アース線を下に引っ張れば簡単に外れるはずだ。
アース線の外し方の詳しい手順はドラム式洗濯機の取り付け方や女の子でも出来る!簡単に洗濯機を設置する為の3つの手順で手順を紹介している。
8.まとめ
賃貸では引っ越し時などウォシュレットを外したら元の状態に戻さなくてはいけない。はじめから付いていた便座を取り付ける必要があるのだ。今回説明した手順どおり行えば10分ほどで作業は完了するはずだ。