洗濯機置き場の作りによっては排水口が遠くにあったり、排水口が設けられていなかったりする。しかし、室内に洗濯機を設置する場合排水口の確保は必ず必要になってくる。もし、あなたの家に排水口が無い場合や遠くに排水口があって届かない場合はホースを延長してあげる必要がある。そして、あなたがそのような状況でお困りなら、これから解説する手順どおり作業してみてほしい。すぐに解決できるはずだ。
Contents
1.排水口とは?
排水口とは洗濯機を回して脱水時に水を排水するために設けられているものだ。基本的に多くの洗濯機置き場には設置されているが、家によっては無い場合もある。古い建物だとそういったケースも珍しくない。
排水口に関しての詳しい説明は
超簡単!洗濯機の排水口つまりを解消する手順
洗濯機の排水口から来る臭いの原因とその対処法でも解説しているので目を通しておくといいだろう。
2.排水ホースを延長しなければならない2つのケース
2-1.排水口が無い場合
洗面所に洗濯機置き場があり、蛇口もある、電源もあるのに排水口だけが無い。そういったケースはお風呂場までホースを延長してあげる必要がある、排水時には毎回ホースを伸ばさないといけないので大変かもしれないが構造上仕方がない。延長方法については後で紹介していく。
2-2.ベランダに洗濯機を設置する場合
マンションやアパートでは、そもそも洗濯機置き場が無くベランダに設置しなければならないケースがある。ベランダには排水管が上から下りてきているので雨水と一緒に排水することが出来るのだ。しかし、ベランダだと排水口が離れていてホースが届かない場合が多い。そういったときに延長してあげるのだ。人によっては、ベランダは雨が降ったらビショビショに濡れる訳だし、排水口までホースを近づけなくても問題無いと考える人もいるかもしれない。確かに、水漏れしようがビショビショになろうが事故には繋がらないかもしれないが、左右にご近所さんが住んでいると隣のベランダまで水が流れていってしまうためトラブルになりかねない。よって、しっかり排水口付近までホースを延長しておく必要があるのだ。
3.排水ホースの延長の仕方
今回使用するのはホームセンターでも売っている延長ホースだ。
これから手順を説明していくので、あなたにも近くのホームセンターで用意しておいてほしい。
サイズは1m~3m位までは置いてあるはずだ。あなたの家の状況に応じて長さを用意してあげればいいだろう。そして、これから紹介する手順どおり行えば10mでも15mでも延長を繰り返すことで長さを伸ばすことが可能になる。
STEP1
まず、延長したいホースを洗濯機側から出ているホースに繋いでみよう。
この時、大抵がサイズが大きくてフィットしないはずだ。よってサイズを調整してあげる必要がある。調整の仕方は、丁度良い箇所で切ってあげればいいだけだ。続いて下の画像を見てほしい。
STEP2
経験上、31の箇所で切ってあげれば殆どのホースはフィットするようになっている。31とはホースのサイズの事だ。画像のようにハサミで切っていこう。
又、洗濯機の排水ホースを交換する方法でも説明しているので読んでおいてほしい。
3-1.ホースにもサイズがある
上記ではホースにもサイズがあることを紹介した。
画像を良く見てもらえるとわかるが、上から34・31・26と番号が書いてある。延長する場合はこの31のラインで切断しておけば、どんな洗濯機のホースでも大抵はフィットするハズなので覚えておこう。
STEP3
サイズ調整が出来たらホースを繋いでみよう。
押し込んでみてスカスカの状態だと問題だが、ある程度しっかりはまっていれば問題ない。
STEP4
次にホースのつなぎ目をビニールテープでしっかり巻いていこう。
ビニールテープもホームセンターに売っている。この時、何重にも巻いておこう。巻きがあまいと隙間から水漏れしてくるからだ。
STEP5
絶対水漏れしないと思える位まで巻いたら、ハサミで切ってしまおう。目安としては10巻き位はしておいた方がいいだろう。
STEP6
これで延長は完了だ。
洗濯機を使うときはお風呂場にホースを出して排水口近くまで伸ばして使うようにしよう。もし、長さを増やしたい場合は、この手順を繰り返していくだけだ。
4.排水ホースを延長するときに気をつけたい事
4-1.ホースが途中で折れないように注意しよう
ホースを延長した場合、どうしても長くなってしまうので途中で中折れしてしまうことがある。折れてしまうと、そこで水が止まってしまい流れていかなくなる。よって、排水トラブルが起きないように伸ばして使ってあげることが重要だ。
4-2.排水が上にあがらないようにする
どういう事かと言うと排水は当然水が流れていく所なので、下に落差があったほうがいい。排水口が少し高いところにあると水は当然逆流してしまう。要するに、水がスムーズに流れていくようにするには下に勾配があった方が良いということだ。もし、塩ビ管などで排水が高めに作られていたら水の流れをスムーズにするために工夫してあげよう。
5.まとめ
排水ホースを延長する場合は必ずビニールテープで巻いておくのが鉄則だ。結束バンドだけでは外れる可能性があるが、テープでしっかり巻いておくことで水漏れの事故は防げるはずだ。徹底してほしい。