洗濯機は毎日のように使う生活必需品。だからこそトラブルが起きると面倒ですよね。洗濯機で起こるトラブルには水漏れや詰まり等がありますが、その原因や水漏れ個所もさまざまです。
洗濯機での水漏れ事故は非常に多く、マンションやアパートなどに住んでいると下の階にまで被害が及ぶことも珍しくはありません。
それは、自分だけの問題では無くなりクロスの張り替えや腐った部分の補修などで数百万~数千万かかる事もあるくらいです。また、下の階にまで水が流れると下の階の入居者の引っ越し代や保障費なども負担しなくてはなりません。
そうなるともう大変です。
実際、そのような事故も全国各地で頻繁に起きており、洗濯機を使っている方ならいつ自分が同じような事故を起こしても不思議では無いのです。
実際、私共がお客様から頂く事案の中でも洗濯機からの水漏れは非常に多いです。
そこで、このページでは洗濯機の排水ホースから水漏れしている場合の原因と解決方法をを詳しく紹介していきたいと思います。
是非参考にしてください。
Contents
1.洗濯機の排水ホースが水漏れする原因
洗濯機には主に蛇口の水漏れ・給水ホースの水漏れ・排水ホースの水漏れがあります。
このページでは主に排水ホースで水漏れしている場合の解決法を紹介していますが、排水ホースから水漏れしている時は一刻も早い対処が必要になります。
なぜなら、排水ホースは洗濯槽に溜めた水を排出するため何十リットルと言った多量の水が流れる箇所だからです。
その水が排水ホースの隙間から水漏れしてしまうと床が浸水するほどの事故に繋がるからです。それではどんな時に排水ホースから水漏れするのでしょうjか?よくある事例を次の章で紹介していきます。
1-1.排水ホースが劣化している時
洗濯機を使用して7年~10年経過していると排水ホースが劣化してきます。
それは、使用している環境が大きく影響し湿気の溜まりやすい場所やカビが生えやすい、通気の悪い場所ならなおさらです。
排水ホースは消耗品ですから定期的に点検したり交換すべきなのです。
排水ホースの交換方法は洗濯機の排水ホースを交換する方法で詳しく紹介しているので参考にしてください。
1-2.洗濯機の下で排水ホースが潰れてしまっている時
洗濯機が大きい容量の物を使っている方によくありがちなのは排水口と洗濯機の間が狭く、排水ホースを潰してしまっているケースです。
防水パンの高さが無い為に排水ホースを収納するスペーズが十分ではない時に起こります。
ドラム式洗濯機などの大型洗濯機が当てはまります。
排水ホースが潰れてしまっている、又干渉している時はホースが破けるか外れる可能性があります。
1-3.ベランダで使用している、していた時
ベランダで使用している洗濯機は室内で使用している時と比べ格段に劣化が進みます。
雨風にさらされた排水ホースは風化することで固くなりパリパリになってしまいます。
早い場合は1年以内に排水ホースが破けることもあります。引っ越しや移動などで室内に洗濯機を運ぶ時は必ず交換した方がいいでしょう。
1-4.引っ越し時や移動の運搬中の時
引っ越し時などでよく起こるケースとして移動させている時に排水ホースがコンクリートの床などに当たって擦り切れて穴が開いてしまうケースです。重たい洗濯機は男の力でもかなりしんどい為、引きながら移動させる事も多く、その時に穴が開いてしまうのです。
1-5.モーターに排水ホースが接触した時
洗濯機の内部にはモーターが取り付けられています。
設置する際に排水ホースがモーターと接触してしまい破けてしまう事がよくあります。
真下排水などの防水パンが無い家で良く起こる事例ではありますが、高さが足りない場合はかさ上げ工事をしてモーターと排水ホースの距離を離しておく必要があるのです。
かさ上げ工事って何?!という方は洗濯機のかさ上げ工事とは?しておくべき5つのメリットを読んでおくといいでしょう。
2.排水ホースの補修方法
排水ホースにこのように亀裂が入っている場合、又穴が開いている場合は補修をしてあげます。
このような亀裂の穴を塞ぐシールがホームセンターなどで購入することが出来るので準備しておきましょう。
今回使用するのが(ニトムズ ホーステープ)です。
これは蛇腹ホースなどの補修に最適なテープです。
それでは使い方を説明していきましょう。
STEP.1
水分を完全に拭き取り亀裂が入っている部分にテープを巻いていきます。
穴が大きかったり亀裂が大きい場合は交換することも考えましょう。
STEP.2
両面テープになっているので、カバーをはがします。
STEP.3
付属のビニールテープをその回りに巻いていきます。
この時に隙間が無くなるようにしっかりと巻いて下さい。
隙間があると水漏れが止まりません。
STEP.4
こんな感じです。
テープを巻き終わったら試運転をして水漏れが無いか確認してみましょう。
漏れてこなければ成功です。
もし、隙間からポタポタや滲みがある場合は巻き方が悪いか巻きが甘い可能性がありますので、やり直しが必要です。
もしくはその上から補修してあげましょう。
排水ホースの水漏れ以外にも洗濯機には様々な個所から水が漏れることがあるので、その場合は洗濯機で起こる水漏れの原因と修理方法が参考になると思います。
2-1.洗面所や台所のホースにも使用できる
実は、このテープは洗面所や台所のホースの補修にも役立ちます。
やはり、排水ホースは劣化すると固くなりボキッと折れてしまう事も珍しくありません。
シンクの下が濡れていたり、洗面所の床が濡れている場合はホースに水漏れが無いか確認してみましょう。
使い方は同じです。
水分を良く拭き取った後に、ビニールテープを巻いてその上にシールテープで補修します。
その上からビニールテープを隙間の出来ないように巻いて終了です。
こんな感じです。
今回は補修方法を紹介しましたが、実際は洗濯機の下に排水ホースが隠れていたり、台所や洗面所であれば取り付けられている状態で潜りながら作業をしなくてはなりません。
狭いスペースでの作業になる事が多いので大変かもしれませんが、水漏れを放っておく訳にはいきません。
頑張って作業してみましょう。
また、見栄えが気になる方は最初から新しいホースに交換する方がいいでしょう。
台所の床から水漏れしている時の対処法とその原因も参考になるので合わせて読んでおきましょう。
3.まとめ
洗濯機の排水ホースから水漏れしている場合は補修や交換が必要です。
交換が一番いい判断かもしれませんが、初心者が取り外し、取り付けをするのは敷居が高いかもしれません。
その場合は今回紹介した方法で補修をしてあげましょう。
参考になったなら幸いです。