あなたはトイレタンクの中を覗いたことがあるだろうか?普通は何かしらのトラブルが起きないと目にすることも無いと思うが、実はタンクの中には黒カビが張り付いていることが多く、その汚さに驚いてしまうことも多い。
しかし、多くの方はタンクの開け方もわからず掃除するまではハードルが高く感じてしまうのではないだろうか?確かに目に見える箇所では無いため、いくら汚れていたとしても気にしないで使用しているのかもしれない。
しかし、家の洗濯機のホースにカビが繁殖していたら間違いなく交換したいと思うはずだ。それと同じでタンクの中を開けた方は間違いなく、その汚さゆえに掃除したくなるはずだ。一度確認して見てほしい。あなたの家もきっと悲惨な状況であるに違いない。よってこのページではタンク内にカビが生える原因とその予防策をお伝えしていく。是非読み進めてほしい。
Contents
1.トイレタンクとは?!
最近のトイレにはタンクありとタンクなしトイレの二種類がある。
最近はスペースを広く使う為にタンクなしのトイレも多く見られるようになってきたが、まだまだタンクありのトイレが主流だろう。
そしてタンクにも手洗い器付きと、手洗い器無しのトイレが存在する。又、トイレの水を流したり、水を溜めたりといった一連の流れはこのタンク内で機能している。
トイレの構造を知っておくことはトラブルが起きた際も、自分で対処するときに大いに役立つはずだ。一度も中を見たことが無い人はタンクを開けて確認して見てほしい。ゴチャゴチャと色々な部品が取り付けられているはずだ。
2.カビにも種類があるって知ってた?!
実はカビにも種類がある。最も知られている種類は黒カビではないだろうか?トイレタンクに生えるカビも、その黒カビだ。そしてカビの種類と特徴を知ることは、あなたがこれからカビ予防をしていく為の基礎知識になる。よって、少し勉強程度に覚えておこう。
2-1.黒カビ
カビの中では一番有名で、湿気が多いところに生える代表的な存在だ。色は茶色系、黒系であなたも家のどこかで見たことがあるのではないだろうか?又、繁殖力が高く非常にやっかいな存在だ。低温、乾燥にも強いのでマメに退治しないと、すぐに繁殖してくる。そして、アレルギーの原因とされており小さな子供がいる家庭では特に気を使う必要がある。浴室や衣類、壁、トイレタンク内で多く見られる。
2-1-1.繁殖しやすい場所
- 湿気がこもりやすい場所(浴室・洗面所の壁・トイレタンク内など)
- 結露が発生して湿った場所(窓のサッシ・壁・床など)
- 台所の流し
- 洗濯機回り
- エアコン
2-2.青カビ
青カビはみかんやレモン・リンゴなどの果物に多く見られる。又、家具や押入れ、靴にも発生することがある。自然環境中に広く見られるカビだということを覚えておこう。
2-3.麹カビ
別名コウジキンとも呼ばれパン・ケーキ・紅茶などで発生する。このカビだけでも150種類ほどが存在し、色は無色のものが多く乾いたところでも繁殖する。又、アフラトキシンという毒をつくり肝臓がんなどを引き起こす原因とされているので注意が必要だ。
2-4.ススカビ
ススカビはビニールクロス・シャワーカーテン・クーラー内部、衣類にも発生する。プラスチックを腐らせることで知られており、喘息を引き起こすこともあるので、家の中では繁殖させないように注意したいカビの一つと言える。
少し話が脱線してしまったが黒カビは湿気の多いところを好む習性があるのでタンク内のような密閉された箇所には繁殖しやすいのだ。又、上記で紹介した以外にももっと多くのカビが存在する。
3.トイレタンク内のカビを防ぐ3つの方法
それではタンク内のカビを防ぐ方法をお伝えしていこう。もし現在タンク内がカビで覆われていたらトイレタンクの中を見たら掃除をしたくなる理由とその手順を読んで一度きれいな状態にしておいてほしい。又、タンクのフタの開け方がわからない方はトイレタンクのフタの開け方やトイレの水が出ない時の原因とその対処法で解説しているので目を通しておこう。
3-1.洗浄剤を入れる
洗浄剤にはタンクの中に入れるタイプとタンクの上に置くタイプとがあるが、手洗い器の置き型タイプで色付きのものはあまりお勧めできない。なぜなら、便器に色が付いてしまい掃除を頻繁にする必要が出てくるからだ。又、臭いも持続性の高いものがあまり無い印象を受ける。
3-2.漂白剤を定期的に入れる
タンクの中に漂白剤を定期的に入れておく方法だ。漂白剤は便器に色が付くことも無く効果が高い。液体状でも市販で売られている固形のものでも構わない。
漂白剤を入れておくことで、流す度に漂白剤が混ざった水が流れるので便器に黒ずみが付くことも無くなり掃除する頻度も減らすことができるのだ。しかし、効果があるのは漂白剤が溶けきるまでの間なので、一ヶ月に一度はタンク内に入れておく習慣を付けておこう。
3-3.重曹を定期的に入れる
重曹も効果が高い上に臭いも防いでくれる優れものだ。漂白剤と同じようにタンク内に一ヶ月に一度のペースでいいのでカップ一杯を入れて置くようにしよう。おすすめは就寝前に入れておくことだ。カビ予防にはおすすめの方法と言えるだろう。
4.まとめ
トイレのタンクに入れておきたいものは、漂白剤・重曹・洗浄剤のどれかだが、おすすめとしては固形状の洗浄漂白剤だ。固形状だと液体状のものと比べて長持ちする印象を受ける。又、最近のトイレは樹脂製のタンクが入っているので汚れが付きにくいが、陶器製のタンクは特にマメに入れておかないとすぐにカビが生えてくるので注意しておきたい。