トイレのつまり。そう聞いてあなたも一度くらいは経験したことがあるのではないだろうか?
トイレのトラブルにおいて「つまり」のトラブルは非常に身近なことと言える。
それくらい、全国各地の家庭ではトイレにおけるつまりのトラブルが多発しているのだ。
生活をしていて便器に何かものを落としてしまった、よくティッシュペーパーを流している、またゴミを一緒に流してしまったなど、普段何気なくそういった行動を取っている方は多いのではないだろうか?
しかし、一度や二度平気だったからといってそういったことを繰り返しているといつ便器がつまるかわからない。
突然、水が流れなくなって水があふれてきたら慌ててしまうはずだ。
そこで、このページではトイレがつまってしまう原因を説明していく。
是非参考にして頂き、あなたの家のトイレがつまらないように予防していただきたい。
Contents
1.トイレがつまる良くある4つの原因
トイレがつまる原因はさまざまではあるが、今回はよくあるつまりの原因として代表的なものを紹介していくとしよう。
1-1.トイレットペーパーのつまり
トイレのつまりの代表格ともいえるのがトイレットペーパーだ。
小さい子供がいる家庭などではいたずらに面白がってトイレットペーパーをたくさん引き出し、それを流してしまった場合につまりが発生してしまう。
また、節水のために毎回流さないで溜めてから水を流したりしている方もいると思うがそれも、つまりの原因になってしまうので要注意だ。
トイレのつまりがおこる原因の大半が、実はトイレットペーパーのつまりであることが多いのだ。
よって、使うときは一度にトイレットペーパーを流しすぎないように注意が必要だ。
そして、トイレ用ペーパークリーナーであっても、ゴミ箱代わりに大量に流すようなことをした場合にもつまりの原因になることはおわかりいただけただろう。ペーパークリーナーを流すときは、しっかり説明書を読んで適切な量を流すように心がけてほしい。
1-2.ティッシュペーパーのつまり
次に多いのがティッシュペーパーのつまりだ。
ティッシュペーパーは普段身近なところにある為、トイレットペーパーを切らしてしまった場合の代用品として使っている方も多いのではないだろうか?
ティッシュペーパーはトイレットペーパーと違って水に溶けにくい性質をもっているため、トイレに流してはいけないのだ。
ティッシュペーパーは見た目は似ていても、水に溶けにくいという点で、トイレットペーパーとは根本的に異なり、詰まりやすい素材と言えるだろう。
1-3.固形物のつまり
次にペンや携帯電話、おもちゃなどをうっかり落としてしまったときに起こるつまりだ。
子供がおもちゃを持ったままトイレに入ったり、いたずらしたりで便器におもちゃがつまってしまったり、大人でも携帯電話を持ったままトイレに入ることはよくあることだ。その際、落としてしまうこともあるはずだ。
その落としたことに気づかずにトイレットペーパーなどを流してしまったりすると、その固形物に引っかかってしまい水が流れなくなってしまう。
それがつまりの原因になってしまうのだ。
1-4.おむつや生理用品のつまり
おむつや生理用品をトイレに流してしまうと、つまりの原因になってしまう。
女性は生理用品をトイレに流してしまいがちだが、すごくつまりやすいので注意が必要だ。
トイレ内に専用のゴミ箱を設けるなどしてあげれば、安心だろう。
また、おむつもしっかりゴミ箱に捨てるようにしてトイレに流さないように気をつけてほしい。
2.排水不良によるつまり
サイフォン式などの多くのトイレには水が溜まる部分の下のほうに小さい穴(ゼット孔)がある。これは上から流れる水にプラスして水を出して流すものだが、この穴が尿石などが原因でつまっていた場合トラブルが起こりやすくなる。
サイホン式で起きるつまりは、ひとつに節水による原因が考えられる。サイホン式は、節水により使用する洗浄水を減らすことで、ゼット孔から吐水される水と、サイホン作用の吸引力が正常に働かず、通常では問題ない汚物や紙類などが流れきらないなどのつまりトラブルが起きる場合があるのだ。
そこで注意しなければならないのが、排水口近くにあるゼット孔のつまりチェックだ。サイホン式は便器が持つ吸引力が高くつくられているので、必要最低限の洗浄水で汚物などの排水を可能にしているが、ポイントとなるゼット孔からの洗浄水量がつまってしまうと、吸引力が下がりつまりが起こりやすくなるのだ。
ゼット孔のつまりは、尿石などの汚れやゴミがたまることで起こる問題で、定期的にチェックして掃除してあげる必要がある。
2-1.築年数によるトイレのつまり
また、トイレのつまりには少なからず建物の築年数も影響している。
尿石などが蓄積されていき配管にこびれ付くことによって排水ルートが細くなっていく。
すると、当然水の流れるルートが狭まるのでつまりがおきやすくなってしまうのだ。
3.節水によるつまりの原因
これはトイレの水の流れる量を調節したりしたときに起こりやすいつまりだ。
例えば節水に励む家庭などでは、毎日の水の量を調整しているかもしれない。
しかし、トイレには適切な水量が決められているため、少なすぎても、多すぎてもいけないのだ。
もし、あなたが現在水量を少なく調整していたらつまりの原因になってしまうので適切な量に調整しなおす必要がある。
詳しい調整方法はトイレの元栓の閉め方、開け方と水位の調整方法を参考にしよう。
また、トイレのタンクにペットボトルを入れて節水している方もいるが、つまりの典型的な例なので、心当たりがある方はすぐに取り出しておこう。
節水も大事だがつまりが起きた時に困るのは自分だということを忘れないでほしい。
3-1.トイレのタンクにペットボトルを入れてはいけない理由
トイレのタンクにペットボトルを入れては行けない理由は3つある
1.タンク内のハンドルに接続されているクサリが外れてしまうことがある。(水が流れない)などの異常がおきる。
2.タンク内の浮ゴム、浮玉に接触してしまうと(水が止まらない)などの異常がおきる。
3.十分な排水をするための水量が補えなくなりつまりの原因になってしまう。
等、ペットボトルを入れておくメリットよりも、デメリットの方が多いのだ。
4.しばらく放っておこう
もし、便器がつまってしまった場合ラバーカップやお湯を使って直すのが効果的だが、放っておくだけで直ってしまうこともあるのだ。
もし固形物ではなくて紙が原因でつまっていると予測できる場合、1時間ぐらいそのままにして放っておくのも一つの手だ。
なぜなら、便器の奥でつまっていたペーパーがだんだん溶け出してつまりが解消されたというのは良くある話だ。
修理業者が駆けつけている間につまりが少しずつ解消されていき、到着したころには直っていた。みたいなケースは良くあるからだ。
よって1時間ほど様子をみるようにしてほしい。
もしそれで、つまりが解消し始めたら、ハンドルを回さずにバケツに水をためて少しづつ流してみよう。
しっかり流れるようになれば大丈夫だろう。
5.まとめ
今回紹介したつまりの原因はよくある代表的なものだったが、トイレのつまりを経験したことがある方であれば心当たりがあったのではないだろうか?
よって、これからトイレを使用するときは今回紹介したものを流さないように意識してほしい。
もう一度言う。トイレがつまったら困るのはあなた自身だ。