トイレのトラブル!!そう聞いてあなたは何を思い浮かべますか?水漏れ・つまり...。
大抵の人はこの2つが思い浮かぶと思いますが、他にも色々あるんです!!
例えば、水が流れない、水が止まらない、水が流れにくい!?まあこれは水が流れないと似たような感じですが...築年数の古い家では良く起こることで中には同じような経験をした方もいるのではないでしょうか?
そんな時あなたならどうしますか?
管理会社に電話する。水道屋さんを呼ぶ。自分で直しちゃう!!自分で直せればお金も掛からずに部品代だけで安上がりかもしれませんが、女性には結構難しく感じてしまいますよね?
しかし、トイレのトラブルって実は案外簡単に修理出来るんです。
その為にはトイレの構造を知っておくことが大切です。構造さえわかってしまえば何が原因でどこを変えればいいかなど一発でわかるはずです。
そこで今回はトイレの構造をわかりやすく解説します。
是非あなたもこの機会に覚えておいてください。
Contents
1.トイレタンクの全体像を理解しよう
トイレタンク内をみると色々な部品やパーツが付いているのがわかりますよね?
実は無駄なものは一つも無く全て必要な部品です。そして、一つ一つの部品はトイレを正常に使用するために欠かすことが出来ません。
しかし、その部品が10年ほど経つと劣化するためトイレのトラブルが起こりやすくなります。
画像 TOTO 参照
そんなときはトイレの構造を知っておくことがトラブルを解決する為の方法でもあります。
それでは一つ一つパーツの名称とその役割を覚えていきましょう。
2.名称とその役割を覚えよう
2-1.浮き玉
水に浮いていて、水位の変化に合わせて上下します。その動きが支持棒を通してボールタップに伝わります。画像のような円形、あるいは球形のものが一般的。四角形や円柱形をしている場合は比較的新しいタイプのトイレです。
2-2.オーバーフロー管
タンク内の故障によって給水が止まらなくなった場合、水がタンクの外にあふれるのを防ぐ為、ここから余分な水を便器に流します。水が便器にチョロチョロ流れて止まらない場合はこのオーバーフロー管から水が流れ続けていることが考えられます。
2-3.浮きゴム
画像の黒い部分を見てください。
これはタンクの底に接続されている部品で浮きゴムといい、ハンドルと連動して動きます。これが開くと水が便器に流れ、閉まるとタンク内に水が溜まります。画像のお椀形のものが殆どですが、球形のゴムにプラスチックの棒が付いた形をしている場合もあります。また、新しいタイプのトイレではプラスチック製でまったく形状が異なります。水が便器にジャージャー流れて止まらない場合はこの浮きゴムの間にゴミが噛んでいたり、しっかり閉まらなくなっている事が多いです。
2-4.支持棒
浮き玉の動きをボールタップに伝えます。
水位の調整が適正でない場合、支持棒の角度を変えたりして調節したりもします。
2-5.ボールタップ
タンク内の水が無くなって浮き玉が下がると給水し、水が一定量溜まって浮き玉が上がれば給水を止める働きをします。なお、便器がサイホン式やサイホンゼット式の場合は補助水管が付いていて、その先をオーバーフロー管に接続するようになっています。
2-6.クサリ
ハンドルの動きを浮きゴムに伝えます。
クサリは適切な調整をしないと便器に水が流れ続けるといったトラブルに繋がります。
2-7.ハンドルのアーム
ハンドルとクサリを繋いでいる部分です。
2-8.ハンドル
流すときにひねるハンドルです。
2-9.手洗い管
給水が始まると同時に水が出て、手を洗うことが出来ます。
2-10.止水栓
タンク内でトラブルが起こった場合は、これを閉めることで止水できます。また、手洗い管の水のいきおいの調整もこれで行うことが出来ます。
3.水が流れる仕組みを理解しよう
1.ハンドルをまわすと、クサリによって浮きゴムが引き上げられ、水が便器に流れ出します。最近のトイレはクサリが2つ付いていて大側と小側でフロートバルブが開く箇所が変化します。
2.水位とともに浮き玉が下がり、ボールタップの弁が開いて水の供給が始まります。
3.タンク内の水が便器に流れ終わると、浮きゴムが閉じます。浮きゴムが閉じるとタンクに水が溜まり始めます。
4.水位が上がると浮き玉が押し上げられ、一定量溜まるとボールタップからの給水が止まります。※オーバーフロー管の先より2~3cm低い位置で水位が止まるのが正常です。
3-1.水の流れを観察するときは?!
手洗い器がないタイプなら、タンクのフタを取り、通常通りハンドルを回して水を流しても大丈夫ですが、問題なのは手洗い器付きの場合。フタを外したままハンドルを回すと水が吹き出てしまいます。手洗い器付きの場合は蛇腹ホースやゴムホースの先を手でタンクの中に向けてからハンドルをまわすようにしましょう。ホースでなく金属パイプが付いているものなら、コップなどを被せておけば大丈夫です。
4.まとめ
いかがでしたか?トイレのタンクにはこれだけのパーツが取り付けられていて、全てがそれぞれの役割をしています。もし、自分の家で何かしらのトラブルが起きても、パーツの役割がわかっていれば原因をすぐに突き止めることが出来るはずです。
参考になったなら幸いです。