洗面所に行くと下水の様な臭いが篭っていて、その原因がわからないまま毎日を苦痛に過ごしていませんか?洗面所からくる臭いにはいくつかの原因が考えられます。その一つに洗濯機置き場の排水口、もう一つが洗面台に備え付けられている排水溝です。もし、その臭いがどちらから来る臭いなのかわからない場合はこれから紹介する内容を読み込んで原因を探して見ましょう。そこで、このページでは洗面所の排水溝から来る臭いの原因を突き止めて対処するまでの手順をお伝えしていこうと思います。
是非参考にして下さい。
1.洗面台の排水溝とは?!
まずは画像を見てください。
洗面台には必ず画像の様な排水溝があります。この排水溝から水が流れて下の下水管へと流れていく仕組みです。
臭いの原因を突き止めるためには水の流れる仕組みと構造をある程度理解しておく必要があります。排水溝の構造を深く理解する為には風呂場の排水口の構造と基礎知識を読んでおくと参考になると思います。
排水溝は本来、臭いが上がってこないような構造で作られている為、画像の様な排水穴から悪臭が上がってくることはあまり考えられません。ではどういった場合に排水穴から臭いが上がってくるのでしょうか?!
それを次の章で説明していきたいと思います。
2.洗面台の排水パイプの仕組みを理解しよう
洗面台の下を覗いてみましょう。
洗面台の下には排水をしていく為の仕組みが備え付けられています。
そこには、蛇口に繋がっている配管やシャワーホース、止水栓などがあります。
今回はそこは置いておいて、画像の赤く囲ってある箇所に注目してみて下さい。
上記で紹介した排水穴からこの下の排水パイプを通って水が流れていく事がわかります。
画像を見てください。
排水パイプが赤く囲ってある箇所でアルファベットのSの様に曲がっているのが確認できます。
実はこれには意味があって、重要な役割をしています。
これはS字トラップと言い、臭いが上がってこないようにそういった作りになっているのです。
例えば、水を流したときに全てが流れてしまっては空気の通り道を作ることになってしまいますよね。そこで、パイプを一度高いところに上げてから下に落としておけば水をパイプ内に常に残しておくことが可能になるのです。
これをトラップと言い、水まわりにはそういった仕組みが施されています。
しかし、排水穴から臭いが上がってくる場合はそのトラップの水が乾いてしまって蒸発してしまっている可能性が考えられます。長期間、部屋が空室になっていたり、蛇口の水を一度も流さないで放置されていたりするとそういったことも起こるのです。
3.排水管と排水パイプの繋ぎを確認しよう
それでは、一体どこから来る臭いなのだろうか?!
そこで、確認してほしいのが排水管と排水パイプの繋ぎ目です。
画像を見るとわかりますが、洗面台から流れる水は床から出ている塩ビ管へと流れていくようになっています。しかし、画像のように塩ビ管と排水パイプの間に隙間があったりすると、そこから臭いが部屋中に充満してしまうことになります。あなたの、家も同じような状況ではありませんか?もし、そうだとしたら原因は間違いなくここです。それでは、どういった対処法をしていけばよいのでしょうか?
次の章でその対処法をお伝えしていきます。
4.覚えておきたい臭いの対処法
画像を見てください。
塩ビ管の上に排水パイプ用のトラップ部品を付けた状態です。
これで回りからの臭いを防ぐことが出来ます。
又、排水トラップ用の防臭ゴムなどもあり、仕様はいくつか選ぶことが出来ます。
そして、これが排水パイプを取り付けた状態です。
完全に回りをトラップで囲って、ナットでパイプを固定しているので臭いは上がってこなくなります。
これは、水で臭いを防ぐ為にフタをしている排水パイプのS字トラップとは違い、臭いをキャップをして防いでいるイメージです。
出来たら見栄えをよくするために板を被せていきましょう。
しかし、穴が空いていると虫などが侵入していってしまうので、穴を防ぐことが大切です。
そこで役立つのが洗面用の排水プレートです。
排水プレートの1箇所にハサミで切れ目を加えて、十字ネジで板と排水プレートを固定してあげます。
これをやっておくことで見栄えもよくなり、虫の侵入を防ぐことが出来るのです。
また、防臭ゴムなどに多少隙間があっても2重で臭いが上がってこない仕組みを作ることができます。
5.洗濯機の排水口も確認しておこう
もし、ここまで紹介した箇所を確認したが異常が無い場合は洗濯機の排水口からの臭いの可能性が高くなります。
洗濯機の排水口にもトラップがありますので、確認して見ましょう。一度手を当てて風が上がってきている場合は間違いなく封水がなくなっていて下水臭がしています。
洗濯機の排水口の掃除の仕方や洗濯機の排水口から来る臭いの原因とその対処法を読んでおけば簡単に対処できるので参考にして見てください。