夏の暑い時期にエアコンを付けても中々冷えなくて、困った経験はありませんか?しかし、原因がわからずにどう対処したら良いのかわからずに色々、調べているのではありませんか?
実はそういったトラブルは珍しい事ではありません。大抵、夏の暑い時期に同じようなトラブルが増えるようになります。
しかし、自分で直すことが出来るのか、それとも業者を呼んで見てもらうべきなのかの判断も一般の方にとっては難しいのかもしれません。
そこでこのページではエアコンが冷えない時に自分で対処する為の手軽な方法と業者に依頼すべきケースなどを紹介していきたいと思います。
是非参考にして下さい。
Contents
1.エアコンが冷えないなら原因を探そう
エアコンが冷えないときは原因を探す必要がありますが、問題はそれが故障によるものなのか、ちょっとしたトラブルが原因なのかを探ってみる必要があります。もし、故障でエアコンが冷えないならメーカーや業者対応をしてもらう必要がありますが、ちょっとした手直しで解消されるケースもあります。それではいくつかの原因を探っていきましょう。
1-1.エアフィルターが汚れてないか確認しよう
STEP.1
エアコンの前面パネルを開けるとエアフィルターが取り付けられています。そのエアフィルターを掃除をしないで何年も使用しているとホコリが溜まるようになり、そのホコリが原因で冷気が出てこなくなるケースもあります。
その場合はエアフィルターを掃除してあげましょう。
STEP.2
エアフィルターは前面パネルを開けた所にあります。
左右に計2つのフィルターがあり、それぞれを外すことが出来ます。
フィルターがホコリでビッチリ何てことも珍しくありません。
外すときは手前に引くだけで外せます。
STEP.3
エアフィルターを外したら掃除機を使ってきれいにしましょう。
表面側にホコリが多く付きやすいですが裏側もしっかり掃除してください。
STEP.4
エアフィルターは水洗いもできます。
使わない古い歯ブラシや、柔らかめのスポンジなどを使ってやさしく擦っていきましょう。
この時、注意しないといけないのが強く擦りすぎてフィルターに穴を開けたり破かないようにする事です。
やさしく汚れを落としてあげるのがポイントです。もし、心配な方はシャワーだけで汚れを落としてあげましょう。シャワーだけでも十分きれいにしてあげることは出来ます。
また、フィルター掃除は誰でも出来るエアコン掃除の基本です。フィルターが汚れていると冷気が出てこないだけではなく、汚れた空気を部屋に排出することになります。また、喘息やアレルギーなどの原因にもなりますので小まめに掃除してあげましょう。
1-2.室外機の回りを確認しよう
室外機の周囲に物を置いているとファンから熱を出すことが出来ない為、冷気が出なくなってしまいます。室外機の周りに物を置いている場合は移動させるようにしましょう。
また、カバーをしている場合は、使用時は外すようにしましょう。熱が籠る原因になってしまいます。
また、エアコンは気温によっても変化を受けます。日中や夜間の使用でエアコンの効きが変化することもあります。その場合は2、3日様子を見る必要があります。
また、室外機は雨や直射日光に当たらないような場所に設置してあるのが理想です。日陰に置いたり、室外機に日よけを付けたりして対策しましょう。
1-3.エアコンの能力と部屋の大きさを確認しよう
エアコンは部屋の大きさに適した物を選ぶ必要がありますが、エアコンの能力が低いものを大きい部屋に設置してしまうと当然、効きが悪くなります。しかし、これは新しく購入した場合や移設した場合に、起こるケースなので、今まで問題なく使用できていたのに突然効きが悪くなった場合は、次のステップに進みましょう。
参考に覚えておいてほしいことはエアコンが冷房8~12畳、暖房8~10畳と記載があった場合の例
木造の場合 冷房8畳 暖房8畳
鉄筋の場合 冷房12畳 暖房10畳
と言う意味であり、冷房は8~12畳、暖房は8~10畳まで対応できるわけでは無いので覚えておきましょう。
2.エアコンが冷えない!故障の場合
先程、エアコンが冷えない場合に自分で出来る対処法を紹介しました。
続いて、メーカー、又は業者に依頼しないといけないケースを紹介していきます。
2-1.タイマーランプが点滅していないか確認しよう
エアコンは正常な動作をしている時は点滅ランプが点灯か消灯をします。
しかし、運転した時にランプが点滅するようだと、何らかの異常がある可能性がありますので、メーカーなどに問い合わせるようにしましょう。
2-2.ガス漏れしていないか確認しよう
エアコンが冷えないケースで一番多い原因がガス漏れです。
以下で紹介するケースに該当する場合、ガス漏れを疑いましょう
・引っ越し時先で突然、エアコンが効かなくなった
・新品購入したけど冷えない
・途中から効きが悪くなった
こういったケースではガス漏れの可能性が高くなります。まず、初めに上記で紹介した方法で改善できるか試します。それでも改善しない場合はガス漏れを調べます。
STEP.1
ガス漏れで確認すべき箇所は外に置かれている室外機です。
良くあるケースとして、室外機と配管の接続部分からガス漏れする事が多くあります。これは、フレア加工と言いエアコンを移設した時や新しく購入した際に工事業者が必ず行う作業の一つです。
このフレア加工は一度取り外したエアコンを新たに取付する際も新しくフレア加工しないといけません。なぜならフレア加工部分が変形したり伸びたりして形が変わることでガス漏れしてしまうからです。
また、接続する際はトルクレンチを使用しなくてはいけませんし、締め込みも感覚ではなく数値で決められています。それほど、シビアな部分を感覚で行う業者が多い為、このようなガス漏れが多々起きるのです。
ガス漏れの調べ方は簡単です。側面パネルをプラスドライバーで開けます。
STEP.2
このとき配管を確認することが出来ますので、接続部分に霜が付いていたらガス漏れです。新しくフレア加工をして増し締めしないといけません。フレア加工の方法は誰も知らない!引っ越し時に簡単にエアコンを取り付ける方法を参考にしてください。
また、ガス漏れの原因には取り付け時の施工ミス、配管の腐食による劣化などがありますが、引っ越しや購入をして間もない時は施工業者に点検依頼をしてください。
もし、今まで問題なく使用できていて突然冷えなくなった場合はガスが少しずつ漏れていて、減ってしまい効きが悪くなってしまっている可能性があります。フロンガスの入れ替えも必要な場合があるので、施工業者に依頼する必要があります。
また、エアコンのフレア接続部分は室外機だけではなく室内機にもあります。室内機本体の中で配管が接続されて配管が外に繋がっているので、もし室外機側に異常が見られない場合は室内機の接続部分も確認しないといけません。
しかし、室内機側となると本体を据付板から外して確認しないといけない為、素人には敷居が高いかもしれません、やはり一度施工した業者に問い合わせする必要があります。
3.まとめ
エアコンが冷えない時はいくつかの原因がありますが、やはり自分で確認できる場合と業者に依頼しないといけない場合とでは症状も変わってきます。全く冷気が出ないなら故障を疑いますし、冷気は出るけど効きが悪い場合はフィルターの汚れなどを疑いますよね。
それも何となく感覚で判断できる事も多いのではないでしょうか?