トイレの便座が古くなってきたり、割れてしまって交換をしなくてはならない時にあなたならどうしますか?
元々が普通便座であれば、温水洗浄便座を検討してみたり、電気代を節約するなら数千円で購入出来る普通便座を新しく購入してみたりと、各家庭によって考え方は違うと思います。
しかし、実際どちらを取り付けるか決まっていても、自分で設置するには心配な方も多いと思います。
確かに、トイレの水漏れは生活の中ではよく起こる事です。それは取り付け方があまかったりパッキンなどの劣化が原因で起きる事です。
しかし、正しい手順で設置をしてあげれば便座の交換程度であれば誰でも出来てしまいます。それくらい簡単な作業です。
そこで、このページでは主婦でも簡単に出来る便座の交換手順をご紹介していきたいと思います。
是非参考にしてください。
1.普通便座を取り外そう
普通便座が取り付けられている場合は、取り外してから新しい便座を取り付けていきます。
STEP.1
まずは便器の下を覗いてみましょう。
便座と便器は便器の下でナットで固定されています。
ナットはプラスチック製の素材でできている事が多い為、手で回せば簡単に外すことが出来ます。
もし硬くて回らないようならモンキーレンチを使ってみましょう。
左右同じようにナットを外したらパッキンを抜き取ります。
STEP.2
取り外したパッキンやナットは無くさないように保管するか、必要ないなら処分してしまいましょう。
STEP.3
ナットが外れると便座は持ち上げるだけで外すことが出来ます。
STEP.4
こんな感じです。
便座を外すのはたったこれだけの作業で出来てしまうのです。
しかし、中には特殊なタイプもあり、今回紹介した方法で外れない場合はメーカーに直接問い合わせるなどしてください。
また、もっと詳しく便座の取り外し方を知りたい時は覚えておきたい!トイレ便座の外し方を参考にしてください。
2.温水洗浄便座に交換していこう
1章では普通便座の取り外し方法を紹介しました。
続いて2章では温水洗浄便座を取り付けていきましょう。
STEP.1
温水洗浄便座に交換する場合は初めに止水栓を止めておく必要があります。
止水栓はトイレ室内にあり、マイナス講タイプとハンドルタイプがあります。
紹介しているのはマイナス講タイプなのでマイナスドライバーを使用して止めます。時計回りに締めれば止まり、左に回せば開きます。また、何年も回していない止水栓は固着していて回らない場合もあるのでCRE-556などを使用して動きを良くしてから行うのも方法です。もし、トイレ室内に止水栓がない場合は家全体の元栓を閉めてから行います。トイレの元栓の閉め方、開け方と水位の調整方法でも詳しく紹介いているので読んでおきましょう。
STEP.2
先ほど外した便座の穴に温水洗浄便座を取り付ける為のベースプレートを取り付けていきます。このベースプレートは温水洗浄便座を取り付ける時に大抵必要になります。
一体型のトイレだとベースプレートがない場合もあり、取り付け方が少し異なりますがそんなに難しい作業ではありません。
ベースプレートは十字ネジとゴム状のナットで固定するだけなのでプラスドライバー1本あれば出来てしまいます。
STEP.3
それでは分岐水栓を取り付けていきます。
モンキーレンチを使用して、給水管のナットを外しましょう。
外す箇所は2箇所あります。
止水栓側とタンク側のナットです。ナットを緩めていくと給水管に残った残水がこぼれるので下にタオルなどを用意しておくといいでしょう。
STEP.4
給水管を外すとこのような状態になります。
給水管を外した際にストレーナーが入っていたら取り外して下さい。
ストレーナーが何かわからない方は初めての方必見!プロが教えるウォシュレットの取り付け方で詳しく紹介しているので勉強しておきましょう。
ここまで来たら後は分岐水栓を取り付ける作業に入っていきます。
STEP.5
このとき気をつけるポイントは分岐水栓を取り付ける際にパッキンを必ず入れてからナットを締めてください。
パッキンを入れないで固定してしまうと必ず水漏れします。
絶対にパッキンは忘れないでください。また、パッキンが劣化していたりすると、水漏れするので新しいパッキンに交換してから締め込んでいきましょう。
STEP.6
続いて、給水管を取り付けていきましょう。
画像に注目してください。
分岐水栓を取り付けた後に既存の給水管では長さが合わない為、使用することができません。
STEP.7
その場合はフレキ管と呼ばれる管が市販などで販売されているので用意します。
STEP.8
フレキ管は曲げて調整することができます。
家のトイレに合ったサイズを選んで取り付けるようにしましょう。
長すぎても短すぎてもいけません。
STEP.9
次に便座に繋ぐホースをはめ込んでいきましょう。
STEP.10
電源、アース線を繋ぎます。
STEP.11
最後に止水栓を開けて水漏れがないか確認します。
また、水が正常にノズルから出るか等も確認します。
問題なく正常に作動すれば完了です。
温水洗浄便座から普通便座に交換する場合は超簡単!ウォシュレットの取り外し方が参考になります。
3.まとめ
便座の交換は普通便座でも温水洗浄便座でも難しい作業は一つもありません。
手順どおり行えば誰でも簡単に出来てしまいます。
苦手意識を持たずに一度自分でチャレンジしてみるとすんなり出来てしまうものなのです。