洗面所の蛇口は10年を目処にさまざまなトラブルが出てきます。例えば、水漏れするようになったり、シャワーホースが出しづらくなったり、床から水が染み出ていたり、水の出が悪くなったりと、この様に蛇口で起こるトラブルには種類があります。又、そのトラブルによっても本体を交換すべきなのか部品交換で直ってしまうのかとの判断も一般の人にとっては難しいかもしれません。しかし、部品交換で直ってしまう場合であっても、使用している蛇口の品番に合った部品を選ばなくてはいけませんし、同じサイズのパッキンはホームセンターなどでは入手することが難しい場合が多く、非常に手間と時間が掛かるのが現状です。又、10年以上使用している蛇口の場合、品番を確認することさえ出来ないこともある為、素人では敷居が高く感じてしまうかもしれません。本来であれば簡単なパッキン交換で直したいところですが、そうもいかない事が多く、又、次々に悪くなってくる箇所が出てくる可能性があります。そんな時は蛇口本体を交換してみましょう。新品に交換してしまえば、10年間は安心して使えるし、気持ちもいいはずです。又、自分で交換してしまえば費用も安く済みます。そこでこのページでは洗面所の蛇口の交換の仕方をご紹介していきます。意外と簡単に出来てしまうので一つ一つ読み進めながら実践して見てください。
1.古い蛇口を取り外そう
それでは、古い蛇口を外して新しい蛇口に交換していくまでのステップを解説していきたいと思います。
是非、参考にしてください。
1-1.準備しておきたい工具
2.モンキーレンチ
4.ウォーターポンププライヤー
最低限準備しておいてほしい工具はこの2つです。
準備が出来たら、さっそく作業に取り掛かりましょう。
1-2.止水栓を閉めよう
まず初めに必ずしておかなければいけない事が止水栓を閉めることです。
止水栓にはハンドルタイプの形状やマイナス講の形状があり、閉め方は異なります。
ハンドルタイプであれば蛇口を閉めるように時計回りに捻るだけです。
この時、水とお湯の両方を必ず閉めるようにして下さい。
マイナス講の場合はマイナスドライバーで時計回りにまわしていけば閉まります。詳しくはキッチンの蛇口から水漏れしている時の直し方やトイレの元栓の閉め方、開け方と水位の調整方法でも止水栓の閉め方は紹介しているので参考になると思います。
1-3.給水配管を取り外そう
STEP.1
止水栓を閉めたら既設の配管を取り外していきます。
モンキーレンチを使って緩めていきましょう。
STEP.2
画像を見てください。
配管を外すとこの様になります。
上手く外せたら次のステップにいきましょう。
STEP.3
次に洗面台の下に潜り込んでみましょう。
洗面台の下を覗くと給水配管とは別にもう一本配管が確認できます。その配管はシャワーホースに繋がっている配管です。
外してしまいましょう。
オレンジ色をしたホースの先端を下に引きながら抜き取ります。
コツはオレンジ色の部分を下に引きながら抜くことです。そのまま引っ張っても抜けません。
STEP.4
シャワーホースを外せたら、洗面台とレバーハンドルが固定されている根元の部分を見てみましょう。金属で出来たナットで洗面台とレバーハンドルが固定されているのが確認できるはずです。
そして、ナットを外していきましょう。
STEP.5
これが外したナットです。
又、ナットを外すと根元部分に固定部品やパッキンが取り付けられていたりします。
一緒に抜き取ってしまいましょう。
STEP.6
ここまで外すとレバーハンドルを外すことが出来ます。
レバーハンドルは上に持ち上げるだけで外れます。
レバーハンドルが付いていた部分には穴が空いているのが確認できます。
それでは次に進んでいきます。
1-4.蛇口を外していこう
レバーハンドルが外せたら次に蛇口側を外していきましょう。
STEP.7
先程と同じように洗面台の下を覗いてみましょう。
洗面台とシャワーの付け根部分にパッキンが取り付けられていて、ナットで固定されています。
そのナットを緩めていきましょう。手で回せば外すことが出来ますが少し硬い場合はウォーターポンププライヤーを使えば簡単に緩むハズです。緩んできたら手で回して外してください。
画像を見てください。
これがパッキンと固定していたナットです。
新しい蛇口には使わないので処分しちゃって構いません。
STEP.8
ここまでくればシャワーも外す事が出来ます。
画像はシャワーホースとレバーハンドルを外した画像です。
古い蛇口は退けておき新しい蛇口を付ける準備をしましょう。
2.新しい蛇口を取り付けよう
STEP.1
新しいレバーハンドルを右側の穴に差し込みます。
古いレバーハンドルと同じで配管が3つあるハズです。
STEP.2
そして、洗面台の下に潜り込んでナットやパッキンを固定していきます。
ある程度手で回して固定できたらウォーターポンププライヤーできつく締めこんでいきましょう。
締め込みがあまいとハンドルがグラグラしてしまうので気をつけてください。
STEP.3
次に給水ホースを止水栓部に取り付けていきます。
この際ホースが届かない場合はソケットを取り付けてあげましょう。
STEP.4
ナットを固定するときはモンキーレンチを使ってください。
又、パッキンがナットの部分には入っているので忘れないように入れてください。
STEP.5
次にシャワーを取り付けていきましょう。
シャワーを左側の穴から入れていきます。
STEP.6
同じように洗面台の下に潜り込んでパッキンをはめてナットで固定していきます。
この際も、同じようにきつく固定してください。
締め付けがあまいとグラグラしてしまいます。
STEP.7
最後にシャワーホースを繋いで固定したら完了です。
止水栓を開けて、水を出して水漏れが無いか確認をしましょう。
3.まとめ
蛇口は10年を目処に部品が劣化してきます。その都度、部品の交換をしていたらかえって高付いてしまいます。そんな時は新品の蛇口に交換してあげた方が安上がりで、気持ちよく使える場合が多いのも事実です。