洗濯機を長年使っていると洗濯層の外側に汚れがこびりつきカビが生えてくる。今洗濯機を使っていてカビ臭いにおいがしたら要注意だ。きっとあなたの家の洗濯機は目に見えないカビに覆われているはずだ。洗濯層の外側は外さないと確認することが出来ないので、そのまま使っている人も多い。しかし、あきらめてはいけない。洗濯層を掃除することでピカピカの状態に戻してあげることができるのだ。そして、自分で簡単に実践出来てしまう上に驚くほどの効果があるのだ。そこで、このページでは洗濯機をクリーニングして新品の状態に戻すための手順をお伝えしていく。
是非参考にしてほしい。
Contents
1.洗濯槽を掃除すべき3つの理由
1-1.かび臭い匂いがする場合
普段洗濯機を使っているとかび臭い匂いがする時がある。原因としては洗濯層の外側に黒カビが繁殖しているからだ。目に見えるものではないので、原因がわからないまま使用している人も多いと思うがその場合は洗濯槽をクリーニングすることで解決できてしまう。また、洗濯機を3年以上使っていると汚れも付いており洗濯後の衣類にも影響してしまう。心当たりがある人は一度クリーニングしてみることをおすすめする。
1-2.洗剤の匂いがする場合
カビ臭の他に洗剤のにおいがする場合は洗濯槽の外側に洗剤の溶け残りや細菌が付着しているのが原因だ。洗濯機の排水口から来る臭いの原因とその対処法でも紹介しているが洗濯機には4つの匂いがあるのだ。そして、このページで紹介している(1-1.かび臭い匂いがする場合・1-2.洗剤の匂いがする場合)には洗濯槽のクリーニングを行えば解決することができる。
1-3.洗濯後に衣類に汚れカスが付着する場合
洗濯機を回した後、衣類に汚れカスが付着する場合は洗濯槽内に汚れカスが溜まっていて洗濯する度に同じようなことが起こる。クリーニングなどした後に浮き上がってきた汚れカスを取り除かなかった場合に良く起こることだ。
2.洗濯槽をクリーニングする3つのメリット
2-1.部屋干しのにおいが気にならなくなる
部屋干しをする場合などは洗濯物のにおいが部屋に充満するが、洗濯槽が汚い状態で洗濯機を回した後、衣類にカビ臭が移ってしまい部屋中カビ臭いにおいがしてしまうことがある。しかし、洗濯槽がきれいな状態だと洗濯物が臭くなることはない為、快適な部屋干しをすることができる。部屋干しをよくされる方は頭に入れておきたいポイントだ。
2-2.柔軟剤が効果的
柔軟剤を使用している人は多いと思うが、衣類が洗濯しても臭いからといって量を多めに入れすぎるのは逆効果だ。なぜなら、洗濯層が汚い状態でいくら柔軟剤を多く入れても改善されることは無いからだ。一番の近道は洗濯槽をクリーニングすることだ。それに尽きる。洗濯槽がきれいな状態だと柔軟剤の効果が非常に高くなり、いい香りで洗濯物が仕上がる。衣類のにおいが改善されない方はよく覚えておこう。
2-3.アレルギーが無くなる
あまり知られていないが、洗濯槽に付着する黒かびがアレルギーを引き起こしていることがある。黒いツブツブのようなものが洗濯物についていたら要注意だ。このツブツブが黒カビから放出されて、すすぎの際に洗濯物に付着してしまう。アレルギー性皮膚炎などを引き起こす原因とされているので、小さい子供がいる家庭などは特に注意が必要だろう。
3.洗濯機をクリーニングしていこう
3-1.塩素系漂白洗剤を用意しよう
市販で売られている洗剤には大きく分けて、塩素系と酸素系があるが洗濯槽には塩素系が有効とされている。この塩素系洗剤には黒カビ、洗剤カスなどを落とす作用があるので準備しておきたい。また、粉でも液でもかまわないが溶け残りを防ぐには液状のものがおすすめだ。
3-2.洗濯層にお湯を入れよう
お湯の温度を50度くらいに設定し洗濯槽が浸かる位までお湯を入れておこう。蛇口からお湯が出てくる家庭であれば、ガス給湯器の温度を50度に設定して、蛇口をひねり、洗濯機の電源を入れて、個別設定で水量を一番多いリットルで設定したあとに、洗いボタンを押せばいい。
自動でお湯を溜めることができるはずだ。しかし、水しか出てこない家庭はバケツで一回一回溜めてからお湯を注ぐようにしよう。また、お風呂の残り湯は余り使わないほうがいいだろう。
なぜなら、垢などが浮いた汚いお湯を洗濯槽に入れることになってしまうからだ。詳しい理由については超簡単!洗濯機の排水口つまりを解消する手順を読めばわかるはずだ。ここでお湯にする理由は、洗剤と混ざり合った時にカビを落としやすくするためだ。
3-3.塩素系洗剤を入れる
洗濯槽にお湯が溜まった状態で洗剤を入れていこう。目安としては、お湯10リットルで洗剤100g位がいいだろう。
3-4.設定を洗いにして10分回す
洗濯槽にお湯と洗剤を入れた状態でまわしていこう。この際ポイントとしては、個別設定で洗いのみにすることだ。すすぎ~脱水までを行ってしまうと全てのお湯が流れてしまうので気をつけよう。10分ほど回すと、洗濯槽の黒かびや洗剤カスが剥がれ始める。一度洗濯機の中を見て確認してみるといいだろう。剥がれたカビなどが浮いているはずだ。そして、その作業を2,3回繰り返しておこう。
3-5.剥がれた汚れカスを除去する
剥がれた汚れカスをアク取りなどですくってしまおう。この汚れを取らないと洗濯槽に残った汚れが衣類に付いてしまうことになるので、必ず行おう。
3-6.12時間程放置する
時間としては汚れ具合にもよるが、最低でも3時間から12時間は付けおきしたほうがいいだろう。その間に洗濯槽の汚れをどんどん浮き上がらせていくのだ。
3-7.脱水して水を流す
つけおきが完了したら、脱水ボタンを押して水を全て流してしまおう。きれいになったのを確認できたら成功だ。
4.まとめ
きれいになっただろうか?洗濯槽の汚れは、定期的にクリーニングをしておくことが重要だ。今回紹介した方法で、2ヶ月に一度のペースで行うのが理想だが、完全にこびり付いてしまった頑固な汚れに関しては完全に除去するのは難しい。そうならないために定期的なクリーニングが必要だということはお分かりいただけたと思う。また、洗濯槽を外して。直接磨かないといけない場合は少し根気が必要になる。近いうちその方法も紹介していく予定だ。