パナソニックドラムの乾燥経路に歯ブラシを落とした時の解決法

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パナソニックのドラム式洗濯機を使っている方であれば、多くの方が乾燥フィルターのお手入れをすると思います。

手前のダクト内に溜まった綿埃の塊がついつい気になって歯ブラシや割り箸などを使って取り除こうとします。

そこに落とし穴が待っています。ポトン・・・。あーーー。。。

はい。この記事に辿りついてくれてありがとうございます。恐らくあなたはついさっき、そんな状況だったのではないでしょうか?

実はパナソニックの乾燥ダクトに歯ブラシ等を落としてしまう方が全国各地で後を絶ちません。それくらい日常茶飯事の出来事なのですが、DIYを修理するとなると少々根気が要ります。相場はメーカー修理で3万円〜と言った具合です。

もし、挑戦してみようという方がいましたら、この記事を読みながらチャレンジしてみてください。少し、大変かもしれませんがゆっくり丁寧に行えば出来ない事もありません。修理機種 NAーLX125A

乾燥フィルターから落下した歯ブラシを取り除く方法

STEP1:給水ホースを取り外しましょう

パナソニックドラムの乾燥経路に歯ブラシを落とした時の解決法

給水ホースを取り外して修理の準備を行いましょう。

STEP2:天井パネルを取り外しましょう

パナソニックドラムの乾燥経路に歯ブラシを落とした時の解決法

乾燥フィルター4箇所、左右2箇所、後ろ3箇所、洗剤ケースの蓋を外した1箇所、計10箇所のネジを外す必要があります。

乾燥フィルターのネジ4本

パナソニックドラムの乾燥経路に歯ブラシを落とした時の解決法

左右2本のネジ

パナソニックドラムの乾燥経路に歯ブラシを落とした時の解決法

洗剤ケースの蓋を取り外した所にあるネジ1本

パナソニックドラムの乾燥経路に歯ブラシを落とした時の解決法

後ろのネジ3本

※VXシリーズなど他の機種は背面にプラスで2本ネジが多い時があります。

パナソニックドラムの乾燥経路に歯ブラシを落とした時の解決法

上部のパネルが外れました。

STEP3:扉を外しましょう

パナソニックドラムの乾燥経路に歯ブラシを落とした時の解決法

扉を開けると見えてくる前面パネルのネジを外しましょう。

パナソニックドラムの乾燥経路に歯ブラシを落とした時の解決法

ボタンなどがあるパネルのネジも取り外します。

パナソニックドラムの乾燥経路に歯ブラシを落とした時の解決法

下部のカバーを取り外します。糸くずフィルター2本、その下左右に2本のネジ計4本あります。

パナソニックドラムの乾燥経路に歯ブラシを落とした時の解決法

外れました。

パナソニックドラムの乾燥経路に歯ブラシを落とした時の解決法

前面パネルが外れたら扉を固定してるネジを2本外します。

パナソニックドラムの乾燥経路に歯ブラシを落とした時の解決法

扉が外れました。

STEP4:ドアパッキンを外しましょう

パナソニックドラムの乾燥経路に歯ブラシを落とした時の解決法

ドアパッキンを取り外していきます。ドアパッキンはワイヤーの様な細長い部品で固定されていて、接着剤などで固定されているわけではありません。

パナソニックドラムの乾燥経路に歯ブラシを落とした時の解決法

ワイヤーを外したらパッキンを内側に折る様に外していきます。

パナソニックドラムの乾燥経路に歯ブラシを落とした時の解決法

こんな感じです。

パナソニックドラムの乾燥経路に歯ブラシを落とした時の解決法

パッキンが取れたら、フレームに固定されている配線関係を取り外していきましょう。

パナソニックドラムの乾燥経路に歯ブラシを落とした時の解決法

そして、フレームの周りにある固定ネジを取り外します。

乾燥機のダクトも取り外しておきましょう。綿埃の塊が確認できます。

ドラムの周りを囲っているカバーを取り外す前にホース類を取り外しておきましょう。

ここからも綿埃の塊が出てきました。

カバーを外す時に障害となりそうな部分は出来るだけ取り外していきます。

STEP5:カバーを取り外しましょう

ドラムのカバーは12本程のネジが周囲に固定されています。それらをプラスドライバーで取り外していきますが、ロングピットのドライバーが必要になってきます。また、固定も強く閉まっているのでインパクトなどが無いと作業効率が悪く時間がかかってしまいます。しかし、このカバーを外す事ができればその先に歯ブラシが待っているので根気よく作業する必要があります。ロングビットドライバーがあればカバーを外す事は可能なので、持っていない方はホームセンターで購入しておきましょう。

周囲に15本くらいネジが止まっているので外しましょう。ここまで来たら後少しです。因みにネジが落ちて洗濯機の下部に入り見失うことがあるので気をつけてください。

カバーが外れました。カバーの中に綿埃がこびりついている事が多いので、このタイミングで同時にお掃除する事がおすすめです。外す時は落とさないように慎重に外してあげましょう。

歯ブラシを取り出せました。これが今回の修理のご依頼にあった歯ブラシです。歯ブラシを救出できたら逆の手順で元に戻していきましょう。分解する時よりも元に戻す時のほうが難しいと思うので慎重に一つ一つ行っていきましょう。ネジをつけ忘れたり、ホースを取り付け忘れたりすると水漏れの原因になります。

元に戻すときのコツは、カバーをつけたら上下のネジを先に止めてから周囲のネジを締めていくといいです。そして、ホース類は先に元に戻してしまいましょう。つけ忘れのミスが多いので、焦らずに慎重にゆっくりと作業すれば必ず成功します。

全ての組み立てが完成しました。試運転を行い水漏れがないか?異音がないか?変なエラーコードが出ていないか?などを確認しましょう。異常がなく洗濯機が回れば成功です。

最後に

今回はパナソニックのドラム式洗濯機の乾燥フィルターに歯ブラシを落としてしまった時の解決方法をご紹介しました。一般の方がDIYで修理を行うのはハードルが高い内容であることは事実です。しかし、一つ一つ手順を追ってやれば修理は可能です。もし、自信がないという方は初めから修理依頼をするのが賢明です。

故障してもいいや。と思える方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

参考になったなら幸いです。

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