洗濯機の排水ホースを取り付ける際、排水エルボと接続する必要があるがサイズが合わなかったり、取り付け方法がわからなかったりとお困りではないだろうか?
また、排水エルボは洗濯機置き場に必ずあるものだが無くて困っていないだろうか?
排水エルボは前の入居者が引っ越す際に一緒に持っていってしまうことが多く、いざあなたが必要なときに無くなってしまっていることが多いのだ。しかし、排水エルボはホームセンターにも売っているので直ぐに手に入れることが出来る。
自分の家の洗濯機置き場にあったエルボを購入して取り付けてあげればいいが、種類がいくつかあるのでこのページでは、排水エルボを選ぶ際のポイントも含めてご紹介していきたいと思う。
参考にしてほしい。
1.洗濯機の排水エルボとは?
洗濯機の排水エルボとは排水ホースと排水口を接続するための部品だ。最近の洗濯機置き場事情ではこの部品が無いと排水ホースの取り付けができない。昔は排水口に直接ホースを押し込むだけのつくりになっていることが多かったが今では構造上必要な部品なのだ。
しかし、家によっても必要な排水エルボのサイズが異なるので、もし無い場合は自分の家にあったエルボを準備しておく必要がある。
2.排水エルボの一般的な種類と特徴
以下で紹介しているが排水エルボは大きく4つに分けることが出来る。厳密にはまだいくつが種類があるが代表的なものは下で紹介している4種類だ。この種類の違いは排水口の形によって異なる。
1.白系の差し込むタイプ
白い差し込むタイプは一番普及率が高く、多くの家庭がこのタイプの排水エルボを使っている。排水口は防水パンがあり、その中央や、端っこに設けられている。
構造としては画像に見えるように真ん中の穴に排水エルボのオスを差込み、メスに排水ホースを差し込んであげるようになっている。サイズが異なるので、オス、メス間違えることはないだろう。
また、このタイプの排水口はホースを直接穴に差し込むことが出来ないので、必ずこの排水エルボを取り付ける必要があることを覚えておこう。
2.透明のプラスチックタイプ
プラスチックタイプの排水エルボも、上記でご紹介したものと同様普及率が高い。1.白系の差し込むタイプ、 2.透明のプラスチックタイプの2つが70%ほど占める普及率といってもいい。
ホームセンターに行ってもこの2つの排水エルボは必ず置いてあるくらいだ。これもプラスチックで出来ているが差し込むだけで簡単に取り付けができる。同様にオス、メスあるので差し込む方を間違えないようにしよう。
また、上記で紹介したエルボとはサイズが異なるので排水口に 1.白系の差し込むタイプの排水エルボは取り付けできない。排水口にもサイズがあり、それにあったエルボが必要なのだ。
3.黒いゴムタイプ
黒いゴムタイプの排水エルボはあまり普及率は高くなく、古いタイプの家に多い。メス部分が広くなっており排水ホースを付けるとスカスカな状態になってしまう。
その場合は、ビニールテープを使ってしっかり固定してあげれば問題ない。しかし、必ずテープで巻かないと外れてしまう恐れがあるので注意してほしい。
その上に結束バンドで締めてあげればなおさら安心だ。オスの部分に関しては、奥まできつく押し込んで外れないようにしておこう。
4.床に直接接続するタイプ
床に直接接続するタイプは上記でご紹介した3種類と違って防水パンが無い。排水口が床に設けられており、そこに直接ホースをつなぐ仕組みだ。
違いとして排水エルボにネジ蓋のようなものが付いておりメスにホースを接続してから、ネジ蓋を回して締めこんであげればいい。この際、メス部分はホースとのジョイント部にしっかりテーピングしてあげる必要がある。
また、オス部分に関しても最後までしっかりネジ蓋を締めこまないと隙間から水漏れしてくるので気をつけよう。このタイプの排水エルボは防水パンが無いので排水ホースが劣化していたりするとホースから水漏れする可能性があるので、その場合は交換することをおすすめする。排水ホースの交換の仕方は防水パン別に見る洗濯機を設置する為の排水ホース取り付け方が参考になるので目を通しておこう。
3.排水エルボを付ける際の注意点
画像をみてほしい。
家によっては排水ホースを直接排水口に押し込む必要がある。厳密に言うとそうしないと取り付けができない造りになっている場合がある。その場合は奥まで押し込んでから周りを粘土などでホースが暴れないように固定してあげればいい。
しかし、長年住む家の排水口を何の固定もなしで押し込むだけの状態にしておくとホースが抜けたときに大きな水漏れ事故に発展する恐れがあるので、しっかりと固定だけはしておくようにしよう。
4.排水エルボの取り付け方
以下は上記でご紹介した排水エルボの取り付け後の画像だ。
1.白系の差し込むタイプ
排水ホースをエルボのメス部分に奥まで差し込んでビニールテープで巻いた後結束バンドで固定しよう。そして、オス部分を排水口に差し込んであげれば完了だ。
2.透明のプラスチックタイプ
こちらも同様にホースを差し込んでテープを巻いてあげる。プラスチックタイプの排水エルボは排水ホースが奥まで入りにくいので、力を入れて出来るだけ奥まで押し込むのがコツだ。
3.黒いゴムタイプ
黒いゴムの排水エルボは上記でも説明したがメスの部分が広くなっていて、排水ホースを差し込むとスカスカの状態になるので、ビニールテープでしっかりと固定するのがポイントだ。
4.床に直接接続するタイプ
ネジ蓋があるタイプは固定した後に一度試運転しておこう。
水漏れが無いのを確認してからが完了だ。試運転を怠ると、固定が甘かった場合気づかぬうちに床が浸水して大事になってしまう。
5.まとめ
排水エルボにも種類があり、自分の家にあった排水エルボがある。しかし、サイズを確認して取り付けるようにしてほしい。
最後に、賃貸の場合は排水エルボが無い場合は自分で用意する必要は無い。建物側の備品なので管理会社、または大家に連絡をして、用意してもらうのか一般的だ。すぐに使いたい場合は自分でホームセンターで購入して取り付けすることをおすすめする。