電化製品にはアース線が付いているのをご存知だろうか?洗濯機、電子レンジ、ウォシュレットなど生活していく上で必要なものばかりだ。そして、引っ越し時など新居では新たに自分で取り付けをしなければならない。しかし、特に女性はやったことがないという人が多いため、取り付け方法がわからずに困っている場合が多い。きっとこの記事を読んでいるあなたもアース線の取り付け方がわからなくて調べていたのではないだろうか?しかし、心配する必要は無い。ものすごく簡単だ。1分もかからないかもしれない。それでは、取り付け方を説明していくので参考にしてほしい。
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1.アース線とは?
画像を見てほしい。
アース線とは緑や、黄色のカバーが付いている細い線の事だ。電化製品を購入すると電源と一緒に取り付けるように説明書には書いてある。
冷蔵庫や洗濯機は水気があるところで使用するため、水に濡れたときや製品が劣化してきたときに漏電する可能性があるのだ。
それは、稀なケースで付けなくても問題ない場合が殆どだが、安全を記してアース線をつけるようにメーカーは注意書きをしているのだ。
因みに、漏電した状態で電化製品に触れると感電してしまう。しかし、アース線を付けていると漏電した電気を地面に流して感電を防ぐ役割をしてくれるのだ。
2.アース線の付いている電化製品
2-1.ウォシュレット
アース線が付いている電化製品の1つにウォシュレットがある。
ウォシュレットは水と同時に電気を使うので感電する確率が若干高い箇所であると言える。そして、トイレの室内には大抵アース線をつなぐ為のボックスが設置されているはずだ。引っ越し時には新たに自分で取り付ける必要が出てくるので確認しておくようにしよう。
2-2.洗濯機
続いて洗濯機もアース線が必ず付いている。
洗濯機も水と電気を一緒に使う機械だ。筐体がプラスチック樹脂構造であっても、洗濯層の水が漏電電流を流すことにより、感電する可能性もあるので洗濯機にはアース線が必ず付いているのだ。
そして、洗面所には大抵アース線を取り付けるためのボックスが設置されている。しかし、リフォーム後や建物が古い場合はアース線を取り付ける箇所が無い場合もあるので、そのときは付けなくてもいいだろう。
2-3.電子レンジ
そして電子レンジにもアース線が付いている。
同じく、故障や漏電の時に感電を防ぐためだ。
3.アース線を付けてはいけない場所
因みにアース線をつけてはいけない場所が法律で定められているので参考程度に覚えておこう。
・ガス管
ガスもれや爆発、引火のおそれがあります。・水道管
水道管は樹脂製のものがおおく、完全にアースの役割をはたすことができません。・電話のアースや避雷針
落雷が発生した場合に危険です。
4.アース工事が義務付けられている場所
以下はアース工事が法律で決められている箇所だ。
・湿気の多い場所
飲食店の厨房、酒やしょうゆの貯蔵庫、コンクリート床などが該当します。・水気のある場所
こちらは漏電遮断機を取り付ける必要があります。
生鮮食料品店の作業場などの水気が飛び散る場所、土間、地下室などの結露がおきやすい場所などが該当します。
5.アース線の取り付け方
画像を見てほしい。このようにアース端子があるはずなので電源プラグをコンセントから抜いた状態で接続していこう。
アース端子のカバーをマイナスドライバーでこじ開けると金属のアースネジがあるはずだ。そのネジをプラスドライバーで緩めていこう。左に回せば緩むはずだ。そしてアース線先端の皮をむき、芯線部をアース端子につなごう。
アース線をアースネジにつないだら、プラスドライバーで右に回して閉めていこう。ドライバーが回らなくなれば固定されたということだ。アース線を下に引っ張ってみて外れないか確認してみよう。
そして、最後にカバーを閉めてコンセントを差し込めば完了だ。
6.アース端子の種類
アース端子にはいくつかタイプがあり、自分の家がどのタイプか確認する必要がある。そして、取り付け方も少し変わってくる。上記で紹介したタイプは一番普及率の高いタイプではあるが、最近の建物はカバーを開けると差し込むだけで取り付けできるようになっている。
画像を見てほしい。アースネジは無く穴が空いているので、アース線の先を細く丸めてから押し込んでやるだけだ。そして、最後にカバーを下げれば完了だ。
7.アース線の外し方
最後にアース線の取り外し方も説明しておこう。
外し方は、逆の手順をすればいいだけだ。アース端子のカバーを開けて、アースネジを左に回していく。ネジが緩んだらアース線を下に引っ張れば簡単に外れるはずだ。
8.まとめ
アース線は漏電したときに人間が感電しないように地面に逃がすためのものだ。主には洗濯機、電子レンジ、ウォシュレットに付いている。最近の冷蔵庫は使っている素材の関係でアース線が不要になっているため、付いていないことが多い。是非この機会に覚えておいてほしい。