あなたは自分で水回りの修理や、自分の家の水栓を交換したことがありますか?
DIYが得意な男性であれば自分で以外と簡単に直してしまうかもしれませんが、配管まで触るのは怖いですよね。
自分で触って配管が折れたり、水漏れが止まらなくなったりしたら。。。
そう思うと不安ですよね。
プロではない限り配管の修理はおススメしませんが、水栓を交換しようと思っている人には覚えておいてほしい事があります。
水回りの基礎知識として配管ネジには並行ネジとテーパーネジがあります。
並行ネジは主にパッキンを入れて止水するのですが、テーパーネジはシールテープを巻いて止水します。
金属のネジとネジを繋げるだけでは隙間から水漏れしてしまうため、シールテープを巻いて隙間を埋める必要があるのです。
しかし、シールテープってなに?どうやって使うの?という方の為にこのページでは初心者でも出来るシールテープの簡単な巻き方を紹介していきたいと思います。
参考にしてください。
Contents
1.シールテープってなに?!
シールテープは水道管や空気管、また油圧の配管など、液体や気体を導く配管の接続部分等に生じたすき間を埋めるために使用されるシール材である。 配管の接続部分には互いにねじが切られており、それらをかみ合わせることで接続を果たしている。 しかし、接続箇所のねじ切りを完全に整合させることは難しく、ここにわずかなすき間が生まれる。
良く水道屋の私たちが使うのは雌ネジに配管を接合する時です。そのほかにもガス管やゲージの接合部分など水回り以外の広い用途で使用されています。
2.シールテープってどんな時に使うの?!
シールテープは様々な個所で使用されていますが、家の中でも身近なところで使用されています。
2-1.浴室水栓の配管部分
シールテープが使われている主な場所の一つに水栓の接続部分があります。
サーモスタット混合栓の様な壁に接続する配管の奥は雌ネジになっていて雄ネジを差し込んで回していきます。
しかし、どうしても隙間が出来てしまう為、シールテープを巻いて隙間を埋めてあげます。
2-2.洗濯機蛇口の接続部分
よく皆さんが使用している洗濯機の蛇口。
この部分にもシールテープが使用されています。皆さんは、蛇口を捻るだけで水が出てくる事に、何の疑問を持たれないかもしれませんが、見えない壁の裏側ってどうなっているかご存知でしょうか?
壁の中にも給水管があります。そして、壁の中に蛇口が取り付けられるように施工されているのです。
そして、壁の中の給水管と蛇口の接続をする時にシールテープが必要になるのです。
それでは、シールテープの使い方を紹介していきます。
この際、マスターしちゃいましょう。
3.シールテープの巻き方を知ろう
STEP.1
シールテープはねじ込む方に合わせて巻いていきます。
ねじ込む向きが時計回りなのでシールテープは時計回りに巻きましょう。
初めに指でネジ山とシールテープを押さえて1周します。このときネジ山は1山程残した位置で巻くようにします。
ここが1つポイントでネジ山を1山残さないで巻いてしまうと配管内にシールテープが混入されたり、ゲージ等に使用する場合は根詰まりの原因になってしまうからです。
巻く回数は6巻き~7巻き位が理想です。シールテープ側は強く引っ張っても問題ありません。きれいに巻いていきましょう。
このとき、途中で逆から巻いていくのはいけません配管にねじ込む際に剝がれてしまいます。そのまま流れに沿って巻いていきましょう。
STEP.2
巻き終わったら指でシールテープを馴染ませるようにします。爪や指で押しつけるようにすれば馴染みます。
また、この作業を怠ると接続時にテープが剝がれてしまいます。
3-1.シールテープの間違った巻き方
①リールの上側からテープが出ている
もし、シールテープが上手く巻けない方は間違った巻き方をしている可能性があります。
シールテープがクルクル余計な分まで出てきてしまうという人は使い方が間違っています。
シールテープはネジ山にのせた時にリールの下側から出てくるように巻いていかないといけません。
画像ではリールの上側から出てきていますね。これは間違った巻き方です。これではきれいに巻けないはずです。
心当たりのある方はすぐに向きを変えてみましょう。
②ネジ山が全てテープで覆われている
ネジ山は1山程残すのが正しい巻き方です。
画像の様にネジの先端まで覆うようにして巻いている場合は、やり直してください。
このまま配管にねじ込みをすると、配管内にシールテープの切れ端が混入してしまったり、ガス管や、ゲージ圧に使用する時などは回路詰まりの原因になったりします。
また、配管にスムーズに入らないのもこれが原因です。
4.配管に接続していこう
壁の中に雌ネジがありますので、雄ネジ部分である蛇口をねじ込んでいきます。まずは、時計回りにひと回転します。そのまま、くるくると回してある程度入ったら、蛇口が正面になるように微調整をします。
蛇口が斜めになっていて、手で回らない時はウォ―ターポンププライヤーで正面に蛇口が来るように調整してあげましょう。
5.ヘルメシールを使おう
後から水が滲み出てくるのを防ぐにはヘルメシールを使うようにします。
基本的にシールテープとヘルメシールは併用して使う事も多いですが、シールテープだけでも問題ありません。
ヘルメシールは粘着力が強く、より強力な漏水防止が期待できます。
ホームセンターにも売っていますので、もしシールテープだけでは不安な方はヘルメシールも併用して使ってみましょう。
6.まとめ
いかがでしたか?
シールテープの使い方にもちょっとしたコツがあるという事がおわかり頂けたのではないでしょうか。
また、覚えてしまえば凄く簡単ですが、巻き方を知らないと漏水につながります。
私生活でも使う場面は多いので、この際覚えておきましょう。
参考になったなら幸いです。