あなたは洗濯機を選ぶ際自分にあった洗濯機はどれを選べばいいのかと悩んでいる方も多いのではないだろうか?
そこでこのページでは一人暮らしからファミリーまで目的や用途別に合わせたあなたにピッタリの洗濯機の選び方をすべて明確にご説明していく。
洗濯機選びで失敗しないためにもこの記事を読み終えたときには自分が選ぶべき洗濯機が明確になっていることをお約束する。
Contents
1.種類別に選ぶ3つの洗濯機とその特徴
1-1 全自動洗濯機
洗い~すすぎ~脱水までの一連の流れをを全自動で行う機種。このタイプは最も多く使われており一番普及している機種であるが、乾燥機能がないため、自分で干す作業が必要となる。
洗濯機のサイズも幅広く普及しているため乾燥機能を一切使わない方にはおすすめの一台だ。
1-2 乾燥機付き洗濯機
全自動洗濯機に乾燥機能が加わったタイプ。一連の流れは上記の機種と同じだが、このタイプは乾燥機能も付いているが完全に乾かす能力はない。
よって生乾きの状態になるためこのタイプも干す作業が必要となる。乾燥機までは必要ないけど、干すときにもう少し乾いていたら。。。という方におすすめだ。
1-3 洗濯乾燥機
洗い~乾燥までの一連の流れを全自動で行ってくれる機種。
洗濯機と乾燥機が合体したタイプのため、乾燥機能が優れており完全に乾かすことも可能だ。乾燥機を個別に設置するスペースがない方には特におすすめしたい一台だ。
また出かける前に回して帰ってきたら洗濯が終わっていると言う使い方も出来るため干す時間がない人など忙しい人には重宝する。
2. 自分にあった洗濯機の容量と特徴を知ろう
洗濯機は本体のサイズに比例して当然洗濯できる容量も多くなる。そして同じ容量の洗濯物を洗う場合でも洗濯層が大きい機種のほうが仕上がりがよくなる傾向にある。
そこで本体のサイズが同じ洗濯機の機種であれば対応できる容量の大きい機種を選ぶようにしよう。
また乾燥も同じく詰め込みすぎは乾きが悪くなったりと影響がでるので選ぶ際のコツとして理解しておこう。
2-1 一人暮らしや夫婦のみの家庭に最適な容量とは?
洗濯機にはそれぞれ洗濯できる量が決められている。そして人によっても洗濯をする頻度はバラバラで個人差がある。
洗濯を毎日する人もいれば1週間溜め込んでまとめ洗いをする人もいることだろう。しかし、世帯平均の調査によると1回の洗濯で一人分の洗濯量は約1.5kgと言われている。
ちなみに1.5kgと言うと半袖のTシャツ10枚くらいだ。※時期にもよるがこれを一つの目安として選ぶようにしよう。
Tシャツ10枚 = 1.5kg
ということは夫婦のみの家庭の場合、1回の洗濯量は約3.0kgくらいだと考えておこう。
しかし設置スペースが広いからといって無駄に大きい洗濯機を選んでしまうと洗濯容量に見合わずに、電気代、水道代が高くついてしまうこともあるため選ぶ際も検討が必要だ。
ちなみに洗濯機が最も効率よく運転できる容量は定格容量の8割程度といわれている。
つまり一人暮らしの人や夫婦のみの世帯に適したサイズは4.2kg~5kg程の容量がある洗濯機を選べば十分のはずだ。
※ドラム式の場合は対応容量が大きいサイズしかないこともあるので家電量販店などで詳しく聞いてみるようにしよう。
2-2 4人家族ほどの一般家庭に適した容量とは?
上記を基準に我が家にあった洗濯機を選んでいくようにしよう。4人家族ほどの一般家庭では1回の洗濯量は約6.0kgほどになる。
6.0kgというとTシャツ40枚くらいだ。
Tシャツ40枚 = 6.0kg
なかなか多く感じられるかもしれないがあくまでも目安なので参考としてとらえていただければ幸いだ。
ちなみに男性用のトランクスが1枚70g程度、女性用の下着が上下で70gほどだ。
まだお子様が小さい家庭などはサイズも小さくなるので当然洗濯量も少なくなる。これを基準に選んでいけば簡単だろう。
よって7kg~8kgの容量がある洗濯機を選べば間違いないだろう。また6人以上の大人数の家庭やまとめ洗いをよくするという方は9kg~の大容量の洗濯機を選ぶことも視野に入れておこう。
2-3 乾燥可能な容量を基準に選ぶ
洗濯機の多くの機種は洗濯可能な容量と乾燥可能な容量は異なる。もしあなたが乾燥機能を重視して使用したい場合、一度に乾燥できる容量を基準に選ぶことも洗濯機選びのコツだ。
3.縦型とドラム式洗濯機の違いとそのメリット・デメリット
洗濯機を選ぶ際に多くの方が迷うことのひとつに縦型とドラム式洗濯機のどちらを選んだらいいのか悩んだ経験もあるかたも多いのではないだろうか?
ここでは両機種の違いなども含めて1つ1つ説明していくのでぜひ参考にしてほしい。
3-1 縦型とドラム式の違いを知ろう
3-1-1 洗浄方法を知る
- ドラム式洗濯機 ドラム缶を回転させることによって上から下へと落とすことによって叩き洗いをする。
- 縦型洗濯機 洗濯層に溜めた水の中で水流をおこしてこすり洗いをする
3-1-2 メリット・デメリットを知る
ドラム式洗濯機
メリット
- 洗濯層に水を張らない分、縦型の約70%の水量で洗濯できる
- 乾燥機能が優れている
- 節水効果が高い
- シワになりにくい
デメリット
- 洗浄力が弱い
- 構造が複雑なため故障やエラーが起きやすい
- 乾燥機能を使うと電気代高い
- サイズが大きい
- 乾燥時の音がうるさい
縦型洗濯機
メリット
- 洗濯層に水を張る分洗浄能力が高い
- 小さいサイズもある
- 価格も安め
デメリット
- 乾燥機能が劣る
- 水量を多く使うため節水効果が低い
- 電気代を多く使う
- シワになりやすい
3-1-3 縦型とドラム式のメリット・デメリットまとめ
縦型とドラム式洗濯機の違いはわかっていただけただろうか?もう少し理解を深めるために表にまとめてみたので是非参考にしてほしい。
※メーカーや機種によっても多少の違いがある
ドラム式洗濯機 | 縦型洗濯機 | |
衣類 | 痛みにくい | 痛みやすい |
価格 | 高い | 安い |
洗浄力 | 弱い | 強い |
乾燥力 | しっかり乾く | 乾きにくい |
使用水量 | 少ない | 多い |
洗濯時間 | 長い | 短い |
振動や騒音 | やや大きい | 小さい |
電気代(乾燥) | やや高い | 高い |
メンテナンス性 | 複雑 | 簡単 |
洗濯物の取り出し | 正面から取り出す | 真上からとりだす |
4.洗濯機を選ぶ際に絶対に注意しなくてはいけない4つのポイント
ここまでくれば自分が選ぶべき洗濯機がある程度しぼりこめたのではないだろうか?しかし、ほしい商品が見つかったからといって安易に決めてしまうと後悔することになる。
絶対に失敗しないためにもあなたが洗濯機を選ぶ際に絶対に注意しなくてはいけないポイントをお伝えするので必ず抑えておいてほしい。
- 洗濯機置き場までの搬入スペースの確認
- 洗濯機置き場の設置スペースの確認(洗濯機本体サイズの確認)
- 蛇口の高さ、位置の確認
- 扉の開閉方向の確認
以上の4点を見ていくことにしよう。
4-1 洗濯機置き場までの搬入ルートを確認しよう
確認する点はここだ。
- 洗濯機置き場までの搬入ルート
- 自分の家の洗濯機置き場の場所
- 扉をはずす必要があるかないか
洗濯機を選ぶ際に絶対に最初に確認しなければいけないことの1つに自分の家の洗濯機置き場まで運べるスペースが確保できているかだ。
洗面所に洗濯機置き場がある場合やベランダに設置する場合もある。まず自分の家の洗濯機置き場を確認してみよう。
そして確認できたら搬入ルートに狭い場所があったり、扉を外さないと置き場まで設置できないケースも多い。
特にビックドラムなど大型のドラム式洗濯機を選ぶ際は特に注意が必要だ。購入する前にしっかり寸法を測り設置可能かよく確認しておこう。買ったはいいけど入らなかったなんてことがないように気をつけよう。
4-2 洗濯機のサイズを確認しよう
ほしい洗濯機が見つかって、自分に適した洗濯機が何なのかということもわかった。
しかしそこで油断するのはまだ早い。なぜなら設置する際に洗濯機置き場に洗濯機が収まらない、収まったが取り付けができないという場合もあるからだ。
確認する点はここだ。
- 洗濯機のサイズ
- 洗濯機置き場のサイズ(防水パンの位置)
この2点をしっかり計ってから選ぶようにしてほしい。
Q 洗濯機置き場に洗濯機が収まったが設置ができないことなんてあるの?
A ほとんどないがごくまれにある
そのケースを見ていこう。
洗濯機置き場によっては設置が困難なケースがごくまれにある。
よくマンションに設置されていることが多い防水パンをご存知だろうか?防水パンにはサイズがあり、タイプも何種類かに分かれるが経験上どのタイプの洗濯機、大きさでも取り付けることは出来る。しかし例外がある。
よくファミリー世帯で使用していることの多い、ビックドラムのなど機種は防水パンの位置関係によっては取り付けができないことがある。
この章は本当まれにあるケースなのでさほど重要ではないが、もしあなたがビックドラムを検討していたら、目を通しておこう。
4-3 蛇口の高さを確認しておこう
ドラム式洗濯機を選んだ際に良くあることとして、蛇口の高さが低くて洗濯機に蛇口が接触してしまう、給水ホースを取り付ける際に洗濯機と蛇口との距離が近すぎて給水ホースがうまく取り付けできない。
実はこういったことは非常に良く起こることだ。
買ってからそんな事が起こらないよう洗濯機の高さ、蛇口の高さもしっかり寸法を確認しておこう。
最近ではそういった事例がよくあるため、ホームセンターなどでも蛇口の方向を変えたりできる、水栓も置いてあるので必要なときは相談しに行くようにしよう。
4-4 洗濯機の扉の開閉方向を確認してから選ぶようにする
確認する点はここだ。
・右開きか(ドラム式の場合)
・左開きか(ドラム式の場合)
最後にもうひとつ忘れてはいけないのが、扉の開閉タイプだ。
縦型洗濯機の場合は真上から開けて取り出すことになるのでさほど心配は必要ないだろう。しかしドラム式洗濯機の場合は正面から開閉することになるので、右開きか左開きかを確認しておく必要がある。
家のつくりによっても使い勝手が悪くなることもあるので、いざ使う時に、洗濯物が取り出しづらいとか扉が開かないなんてことにならないよう気をつけよう。
最近では左右選べる機種も増えてきたが、対応していない機種もあったりするので選ぶ際その点も含めて確認するようにしよう。
5.省エネ性で洗濯機を選んだ場合の光熱費はこんなに違う
普段何となく洗濯機を使っていると言う方も多いと思うがあなたは毎月どれくらいの、電気代、水道代が消費されているかご存知だろうか?
毎月送られてくる請求書をみてその額に唖然としてしまったという経験もあるでしょう。そんなムダな出費を減らし、節約していくためにも日々使う洗濯機の消費電量、水道料金を知っておくことが大切だ。
洗濯機は長く付き合っていくことになるので本体価格だけで考えず、トータルコストで考えるのも一つの方法といえるだろう。
5-1 洗濯機の消費電力を知って選ぼう
それでは洗い~すすぎ~脱水~までの工程を行った場合をみていこう(乾燥なし) ※下記は大手3社のメーカー別に算出した平均の数値だ。
洗濯のみ
- 縦型洗濯機の場合 一回の洗濯で消費される電気代は約1.49円程
- ドラム式洗濯機の場合 一回の洗濯で消費される電気代は約1.52円程
こんなに安いの?と思われるかもしれないがこれはあくまでも洗濯のみの場合だ。
5-1-1 洗濯機は乾燥時に一番電力が消費される
続いて洗い~すすぎ~脱水~乾燥までの工程を行った場合をみていこう(乾燥あり)
洗濯~乾燥まで
- 縦型洗濯機の場合 一回の洗濯~乾燥で消費される電気代は約45.9円
- ドラム式洗濯機の場合 一回の洗濯~乾燥で消費される電気代は約17.1円
お分かりいただけただろうか?
乾燥機能を使うことによって縦型洗濯機の場合約31倍 ドラム式洗濯機の場合は約11倍の電気を消費するこになるのだ。
たかが何十円の差かと思われるかもしれないがこれが月単位、年単位で積み重なっていくと大きな額になっていくので決して無視できないポイントといえるだろう。
5-1-2 電気代まとめ
洗濯のみの場合はほとんど差のない消費電力量だが、乾燥機能を使うことによって、これだけ電気代に違いがでてくるのだ。そして乾燥方法の違う、縦型とドラム式でも電気代は大きく変わってくる。
5-2 洗濯機の水道料金はどれくらい?
それでは洗い~すすぎ~脱水~までの工程を行った場合をみていこう。※こちらも同じく大手3社のメーカー別に算出した平均の数値だ。
洗濯のみ
- 縦型洗濯機の場合 一回の洗濯で消費される水道代は約34,7円程
- ドラム式洗濯機の場合 一回の洗濯で消費される水道代は約23.8円程
続いて洗い~すすぎ~脱水~乾燥までの工程を行った場合をみていこう(乾燥あり)
洗濯~乾燥まで
- 縦型洗濯機の場合 一回の洗濯~乾燥で消費される水道代は約39円
- ドラム式洗濯機の場合 一回の洗濯~乾燥で消費される水道代は約19円
5-1-2 水道代まとめ
洗濯のみと洗濯、乾燥では標準使用水量が異なるが、いずれの場合も、縦型よりドラム式の方が少ない水量で洗濯できることができる。
※洗濯機容量はどのメーカーも縦型8kg、ドラム式9kgの容量がある機種で計算。
6.まとめ
ここまでであなたが洗濯機選びに関して抑えておくことべきことは以上だ。
あなたが最高の一台を選ぶためにもこの記事に書いてある知識をよく頭にいれておくことによっていざ買いにいったときも的確な質問ができるようになる。
そうすることによってあなたにとって最高の一台をてにすることができるはずだ。
後悔しない買い物をしてほしい。