トイレを使おうとしたら水がポタポタ垂れてきた。
多分、給水管付近で水漏れしているみたいだけど、詳しい個所が特定できない。
どうやら止水栓と言われる個所から来る水漏れらしいけど、水が一向に止まる気配がない。
バケツを下に置いいるけど、早くなおしたい。
止水栓の水漏れって一体何が原因なの!?
自分で直すにはどうしたらいいの!?
もし、自分で直せなかった場合どこに頼んだらいいの!?
また、業者に依頼した場合どれくらいの料金が掛るの!?
現在、あなたはこんな状況でお困りなのではないでしょうか!?
トイレを長年使用していると止水栓から水漏れが起こることがあります。ポタポタと水が垂れてきてそれが溜まって大きな水溜りになっていた。
普段の生活でそんな状況をあなたは経験したことがあるのではないでしょうか?それが止水栓ではなくても水回りに関する箇所では良く起こりがちな出来事です。トイレの止水栓は水漏れ等のトラブルが起きて修理が必要な時に締める為に設けられています。しかし、長年開けっ放しにしている止水栓はパッキン等が劣化してきて水漏れしてくる事があります。止水栓から起こる水漏れは、厄介です。なぜなら水漏れを止める為に設けられている止水栓から水漏れしてしまったら修理する時に困ってしまうからです。しかし、その場合は家の元栓を締めてから修理を行う必要があります。止水栓はそのまま放っておいても水漏れが止まるわけでは無いのですぐに修理をしてあげる必要があります。
しかし、修理といっても難しいイメージは持たなくて大丈夫です。
なぜなら、手順どおり作業をすれば簡単にできてしまうからです。このページの内容を読んで実践するだけであなたも水漏れを止めることが出来るのです。業者に高い金額を払わないで簡単に修理することが出来ます。
そこで、このページでは止水栓から水漏れしている場合に、初心者でも出来る簡単修理法をご紹介していきたいと思います。
1つ1つ手順どおりに進めていけば数分の作業で完了してしまうので是非参考にしてほしいと思います。
Contents
1.トイレの止水栓ってなに!?
所であなたはトイレの止水栓って何の事がわかりますか!?
あまり聞きなれない言葉だと思いますので、少し紹介させて貰いますね。
画像を見てもらえるとわかると思いますが、これがトイレの止水栓です。トイレには水漏れ・詰まり等のトラブルが起きた際に水の給水を止める為の止水栓と言われる物が設けられています。
水が突然、吹き出してきて止まらない場合はこの止水栓を締める事で止水する事が出来ます。止水栓にも形状が3種類ほどありますが、多くはこの画像で紹介しているようなマイナス溝の形をしたタイプが主流になります。そして、この止水栓内にはパッキンが取り付けてあります。そのパッキンが水漏れなどを起こさない為の重要な役割をしてくれています。しかし、パッキンが劣化してくると止水栓自体から水漏れが起こる事もあります。止水栓から水漏れしてしまうと水の供給を止めるすべが無くなってしまうので、たいへん危険です。いざと言う時の為に止水栓は設けられているので、異常がないように時々点検をしてあげる事が重要になります。
2.止水栓にはどんな種類があるの!?
トイレにはトラブルが起きた時に水の供給を止める為の止水栓が設けられている事を説明しましたが、止水栓にも種類があります。代表的な止水栓の形状は3種類です。一般の方はどれが止水栓なのかわからないと言う方もいると思いますので、ご紹介したいと思います。また、トイレには必ず止水栓があるとは限りません。止水栓が設けられていないトイレもあるので覚えておきましょう。
2-1.マイナス溝タイプ
トイレの止水栓で一番多いのがこのマイナス溝タイプの止水栓です。止水栓部分が突起のようになっていて、マイナスドライバーで締めます。
右に回すと途中で動かなった箇所が締まったところです。また、逆の左回しで開ける事が出来ます。
2-2.ハンドルタイプ
止水栓にはハンドルタイプもあります。
三角ハンドルは誰もが見たことがあるのではないでしょうか。
水を止めるように手で簡単に締める事が出来ます。
2-3.突起の無いタイプ
突起が無く凹んでいる窪みにマイナスドライバーを入れて締めます。
マイナス溝タイプと形は違いますが締め方は同じです。
代表的なトイレの止水栓はこの3種類です。
3.トイレの止水栓から水漏れする原因を知ろう
トイレの止水栓で起こる水漏れの原因としてパッキンの劣化が考えられます。止水栓には三角パッキンと言われるパッキンが取り付けてあり、その中にスピンドルと言われる金属の部品があります。そして、コマパッキンが入っているので止水栓の中には計2つのパッキンが入って構成されている事になります。この構造は2ハンドル混合水栓などと同じ構造になっていて、ハンドルの形状が異なるだけで内部のパッキンや仕組みは同じです。
パッキンは10年を目安に劣化してきて、水漏れを起こしやすくなります。パッキンの黒いゴムを触ると手が黒くなる場合は交換の判断基準になります。劣化したパッキンは硬くなってくるので正常な働きをしなくなります。
同じように給水管にもパッキンが取り付けてあり、ナット部分から起こる水漏れはこのパッキンの劣化によるものと判断することが出来ます。
温水洗浄便座を取り付けた際に分岐金具を取り付けている場合は、その分岐金具の接続部のパッキンから水漏れすることがよくあります。
4.止水栓の水漏れを修理する為に必要な工具は!?
止水栓の水漏れを直すためにはどんな工具が必要になるのでしょか。
まず、必要なものとしてマイナスドライバーを用意しなくてはいけません。マイナスドライバーは止水栓を締める時に必要になります。そして、ウォーターポンププライヤーです。止水栓のナットを外す時に必要になります。続いてモンキーレンチです。あると便利なものとしてはタオルとバケツです。
タオルは床が濡れた時にいつでも拭けるように準備しておきましょう。そして、止水栓を分解していくと水が零れるのでバケツを置いておくと作業がしやすくなります。それらはホームセンターで購入することができるので、もし足りない場合は準備しておくようにしましょう。
5.トイレの止水栓からの水漏れを直す
止水栓といっても色々なタイプがある為、種類によっても多少の違いはあります。
しかし、止水栓の水漏れを直す際は基本的にやり方は同じです。
この章では主に使われている代表的な止水栓を元に説明していきます。
5-1.水漏れしている箇所を確認しましょう
水漏れ修理をする場合は、どこから水漏れしているのかということを確定させなければいけません。止水栓から水が漏れていると思っても、実はその上の給水管から水が漏れてきて止水栓にまで伝って垂れているだけの可能性もあるからです。確認方法としてはバケツを下に置いた状態でレバーを回してどこから水が漏れてきているか目視で良く確認してみましょう。その場合は給水管はタオルで拭いて水気を取っておく必要があります。
確認ができたらさっそく修理に移っていきましょう。
5-2.家の元栓を締めましょう
止水栓の水漏れを修理する時は元栓を締めなくてはいけません。家には各箇所の止水栓の他に家の全体の水道を止める為の元栓が設けられています。
元栓の場所はマンションや一戸建てで異なります。
マンションの場合は玄関を出て左右正面のどこかにメーターボックスが設置されたパイプスペースがあります。
そして、一戸建ての場合は敷地内の地面に埋まっているメーターボックスの中にありますので探してみましょう。元栓を締めたらどこかの蛇口を捻って水が出てこない事を確認しましょう。
5-3.ナットを取り外していきます
水漏れ個所がわかったらナットを外して、パッキン交換をしていきましょう。
画像のようにジャージャー噴き出している水漏れでも元栓を締めれば止まるはずです。
ウォーターポンププライヤーでナットを挟み込み左にまわします。
初めは固いかも知れませんが、少し回せばナットは緩むハズです。
緩んだナットは手で簡単に取り外すことができます。
緩んだナットは手で簡単に取り外すことが出来ます。
ナットが外れると黒いパッキンを確認することが出来ます。
このパッキンが三角パッキンと言われる物です。
ゴムが硬くなっていたり墨の様な物が手に付く場合は交換が必要になります。
5-4.パッキン交換をしていこう
三角パッキンを取り外すとスピンドルを確認する事が出来ます。
スピンドルの奥にコマパッキンが隠れているのでスピンドルも取り外してしまいましょう。
スピンドルは突起を抑えながら左に回していきます。
すると手前に戻ってきます。
スピンドルが外せました。
奥のコマパッキンはボロボロになってしまったパッキンです。
手前のパッキンは新品のパッキンです。
色を見れば一目瞭然である事がお分かりいただけるのではないでしょうか。
新品のコマパッキンを取り付けてスピンドルを元に戻していきましょう。戻す時は右回しに回せば入っていきます。
そしてナットを最後に固定すれば終了です。水漏れが無いか元栓を開けて確認してみましょう。
5-5.三角ハンドルの場合
三角ハンドルの場合も基本的にはやることは同じです。
三角ハンドルの場合はカラービスが取り付けてあるのでウォーターポンププライヤーで取り外す事でハンドルも取り外すことが出来ます。カラ―ビスを外したらハンドルを上に引き抜きましょう。このとき抜きづらければ前後左右に細かくゆすりながら引き抜けば少しずつ動くようになります。
もしそれでも固着していて抜けない場合はハンドルの下から木ヅチなどでたたいてみましょう。ハンドルが斜めにならないようにハンドルを回しながら均等にたたくのがコツです。
ハンドルが抜けたらパッキング押さえを工具(ウォーターポンププライヤー)でゆるめましょう。
このとき布をかぶせながらおこなえばパッキング押さえを傷つけることなくできます。
パッキング押さえがゆるんだら、手でまわしてスピンドルから抜き取りましょう。
このとき三角パッキングがスピンドルに残る場合とパッキング押さえの内側に張り付いていて一緒に抜ける場合があるのでそれぞれの状況に合わせて三角パッキングを取り除く必要があります。
三角パッキングがスピンドルに残っている場合
指で三角パッキングをスピンドルから取り外せばいいです。
三角パッキングが押さえの内側についている場合
キリなどを使って三角パッキングをパッキンググ押さえからはがしとりましょう。
パッキング受けも交換する場合
三角パッキングの下にあるパッキング受けをはずしてしまいましょう。しかし、パッキング受けは本体のネジの上部分より下にあるのでそのまま取ることが出来ません。
そこで、スピンドルの軸を2回転くらい回してみましょう。そうするとパッキング受けがネジの上まで上がってくるので簡単に取ることができます。
新しいパッキング受けと三角パッキングをスピンドルの軸に差し入れましょう。
パッキング類を差し入れたらパッキング押さえをはめ込んで指で右方向に回して締めてから、工具(ウォーターポンププライヤー)で締めこみます。
このとき締め込みすぎはハンドルの動きが重くなるので調整が必要です。
ハンドルをスピンドルの軸にはめ込んであげましょう。
このときハンドルが入りにくければ軽くたたいて押し込んであげればいいでしょう。途中まで入ったところでカラービスを締めていけば自然とハンドルも入っていきます。
最後にカラービスを差し込んでから、工具(ウォーターポンププライヤー)で締めこめば完了です。
6.まとめ
今回はトイレの止水栓における修理方法を説明したがいかがでしたか?!
止水栓で起こる水漏れは、時々起るので定期的に点検をしてあげる事が重要です。万が一、水が噴き出して止まらなくなっても元栓を締めてあげれば応急処置は出来ます。
そして、最近はフレキタイプの給水管が多いです。パッキンが原因なので止水栓で水漏れが起きた際は給水管のナット部分も確認してあげるようにしましょう。
そしてパッキングの劣化による水漏れは使っていたら起こることも珍しくありません。
もしトイレの床が濡れていたら一刻も早く、原因を見つけて対処してほしいと思います。
参考になったなら幸いです。