家の蛇口をハンドルタイプからレバータイプに変えたいと思った時、水栓本体を交換しないとダメだと思っている人も多いのではないでしょうか?
メーカに問い合わせると同じ商品は廃番になっているので水栓本体の交換が必要です。と言われた事がある方も中には居るのではないでしょうか。
また、現在のハンドルが使いにくくて我慢しているけど、水栓本体を交換するには価格も高くなるし、自分でやるには自信がなくて躊躇している方も多いはずです。
誰もが突然の出費はなるべく避けたいとおもいますよね。
しかし、心配はいりません。
水栓のレバーを交換したいと思った時にレバーだけを簡単に交換することが出来るのです。
しかも、初めての方でも5分で出来てしまうくらい簡単です。
また、特殊な工具なんて全く必要ありません。
プラスドライバーとつまようじだけあれば出来てしまいます。
そこで、このページでは自宅の水栓のレバーを交換する簡単な方法を紹介していきます。
是非参考にしてください。
Contents
1.蛇口のレバーとは?!
最近の住宅に設置されている水栓は台所、洗面所、浴室の殆どがレバータイプです。
台所ならシングルレバー混合水栓
洗面ならシングルスプレー水栓
浴室ならサーモスタット混合栓
が主流となっています。
一昔前の住宅で使用されていたのはハンドルタイプの水栓でした。しかし、現在はレバータイプの水栓が主流になり非常に使いやすくなりました。
しかし、長年使用している水栓だとレバータイプやハンドルタイプも同様にひび割れや破損が起きる事も珍しくありません。そんな時はレバー部分だけを交換して補修することが出来ます。
2.元栓を締めて止水しよう
水栓をレバー式に交換する前に水が出てこないように元栓を締める作業を忘れないようにしましょう。
家の水道を止めるには元栓を止めるのですが、マンションなら玄関を出て隣にパイプスペースがあり、その中に元栓があります。
一戸建てなら敷地内の地面に埋まっています。
パイプスペースを開けると青いレバーが確認できました。
それが止水栓です。
止水栓はハンドル状のタイプもありますが、すぐにわかるはずです。
レバーを奥にして止水完了です。
どこでもいいので蛇口をひねって水が出てこなくなれば止水出来ている証拠です。
3.台所の蛇口のレバーを交換しよう
STEP.1
この章では台所のシングルレバー混合水栓のレバー交換を紹介していきます。
メーカーにもよりますがシングルレバー混合水栓の正面に小さなキャップのようなものが取り付けてあるのが確認できるハズです。
この部分を精密ドライバーや先の細いキリ、なければつまようじなどでほじるようにキャップを外します。
STEP.2
キャップを外すと穴が開いているのが確認できるハズです。
その穴に六角棒レンチを差し込んで緩めていきます。
この穴の中は十字ネジで固定されている事もあり、メーカーによって異なります。
また、メーカーによってはレバーを持ち上げるだけで外すことが出来るタイプなどもあります。
わからなければ型式を調べてメーカーに問い合わせしてみるのも方法です。
今回は六角レンチで緩めていくタイプでした。
STEP.3
六角レンチで緩めるとレバーを外すことが出来ます。
画像ではレバーだけ取り外した状態になっています。
これが外したレバーです。
他にも部品が色々ありますが、関係無いので気にしなくて大丈夫です。
新しいレバーをメーカーから取り寄せたら逆の手順で固定していきましょう。
4.洗濯機の蛇口をレバータイプに交換しよう
洗濯機の蛇口の多くは三角形の形をしたハンドルが主流ですが、レバータイプに交換することが出来ます。三角蛇口は古くなってくると、かなりきつめに締めないと水がポタポタ垂れてくる事が多く、そんな時は使い勝手のいいレバー式に交換してあげる事をおススメします。
最近の洗濯蛇口はスライド式のタイプなども多くなっているので自分の家に合った蛇口を確認してから決める必要があります。
STEP.1
初めにカラービスを外しましょう。
この時、ウォ―ターポンププライヤーを使用して外します。
カラービスを挟みこんで左に回せば緩むはずですが、固着してしまいカラービスが外せない時があります。
その場合はCURE-556を使って動きを良くしてから行いましょう。
STEP.2
カラービスを外すと三角ハンドルが外れます。
少し固くなっている場合は力を加えて引き抜きます。
STEP.3
続いてナットを外していきます。
実はこの状態まで来るとレバーだけ変えれば交換することは出来るのですが、中に組み込まれているスピンドルやコマパッキンを交換しておくと、水漏れを防ぐことができます。
また、レバーを購入すると付属品として付いてくるものなので交換してあげましょう。
そんなし難しい作業ではありません。
STEP.4
ナットを外す時はモンキーレンチを使うようにします。
ある程度緩めたら、後は手で取り外しましょう。
STEP.5
ナットが外せたら、続いてスピンドルを取り外していきます。
スピンドルも長年使用しているような蛇口だと固くなっていて外れない事があるので、ウォ―ターポンププライヤーを使って緩めてから外します。
ある程度緩めたら、手でまわして取り外します。
STEP.6
それではレバータイプのハンドルに交換していきましょう。
といっても手順は先程の逆を行うだけです。
STEP.7
付属の新品スピンドルを取り付けた後に、ナットをモンキーレンチで固定します。
その上からアダプターをはめて、レバーを被せます。
STEP.8
モンキーレンチで固定する時は、あまりきつく締めすぎても良くない為、程よい力加減で固定しましょう。
なぜなら、きつく締めすぎるとレバーが硬くなってしまうからです。
STEP.9
最後にウォ―ターポンププライヤーを使ってカラービスを固定します。
しっかり固定された事を確認したら終了です。
5.洗面台の蛇口をレバータイプに交換しよう
続いて洗面水栓のハンドルをレバータイプに交換していきます。
この家では蛇口に白いハンドルが付いています。
ハンドルは劣化と共に動きがわるくなってきたり、ひび割れ、破損をすることがあります。
ハンドルが割れたりした場合でも、本体をすべて交換する必要はありません。ハンドル部分だけ交換することが出来るのです。
確かにハンドル交換をしないといけなくなる時期に入ると、他の部分も劣化してくるので、水漏れが起こりやすくなります。水栓本体を交換するのが一番ベストではありますが、予算的にも高額になる為、手軽に出来るレバーハンドルへ交換をしていきましょう。
5-1.既存のハンドルを取り外そう
STEP.1
それではハンドルを交換していきましょう。
その前に既存のハンドルを取り外す必要があります。
左右に赤青のカラービスが取り付けてあります。精密ドライバーや先の細いキリなどで剝すように取り外してみましょう。
なければつまようじでも代用できます。
STEP.2
カラービスを外すと十字ネジでハンドルが固定されているのが確認できるハズです。
プラスドライバーを使ってネジを緩めていきましょう。
水とお湯、両方とも緩めます。
STEP.3
ネジを緩めると、ハンドルがグラグラしてきます。
そのままハンドルを上に引き上げると外すことが出来ます。
しかし、長年使用しているハンドルは錆等が付着して固くなっていることがあり中々外せない事があります。
その場合は、ハンドルを均等に動かしながら力を入れて取り外します。もし、外れないようならCRE-556を使って滑りを良くしてから外すようにしましょう。
STEP.4
新しいハンドルを取り付ける前にアダプターを選びます。
アダプターはハンドルを購入した時に一緒に付いてくるのですが、水栓のメーカーに応じてアダプターを選ぶ必要があります。
わからなければアダプターを一つ一つ取り付けてみて、フィットするものを選ぶようにします。
STEP.5
アダプターを取り付けました。
右側の水の方の蛇口にグレーのアダプターが付いているのがわかると思います。
左側も同じようにアダプターを取り付けます。
STEP.6
レバーハンドルを被せて取り付けていきます。
プラスドライバーを使って、ネジを締め込んでいきましょう。
レバーがグラグラなるようなら締めが甘い証拠です。
固定されている事を確認してみましょう。
STEP.7
同じように左側(お湯側)も締めていきます。
レバーハンドルを固定する際は向きに気を付けてから取り付けるようにしましょう。
STEP.8
最後にカラービスをはめて完了です。
レバーを捻って水、お湯が均等に出てくるか確認します。
問題なければ成功です。
6.最後に
いかがでしたか?
水栓のハンドルが割れたりひび割れした際はレバーだけ交換してあげることができるのです。
台所などで使用されるシングルレバー水栓だと生産終了している場合もありますが、手軽に交換できる蛇口も多いので挑戦してみましょう。