家に帰っていつも通り洗面所を使ったら突然排水溝の水が流れなくなってしまった。
いくら時間経っても一向に水量が減っていく気配が無い!!
少しずつは流れていくけど全てが流れきるまでは時間が掛る!!
いつもどおりに流れてくれない!!
この前洗面所で嘔吐をしたからそれが原因で詰まってしまったのかも!!
朝毎日、洗面所で頭を洗うから髪の毛が詰まってしまったのかしら!!
すぐにでも直したいけど原因がわからないし、はじめての経験でどうやってつまりを解消したらいいのかわからない!!
でも業者に頼んだらいくら掛るか不安だし、どこがおススメの業者かわからない!!
あなたは現在、そんな洗面所の排水トラブルでお困りではないでしょうか!?
洗面所で起こるトラブルの一つにつまりがあり、そのつまりは台所や浴室、洗濯機など同じように詰まる頻度も高い場所です。
そして、洗面所で起こるつまりの主な原因は髪の毛や垢です。それらが蓄積されて、ある一定までの量が溜まって水が流れなくなります。女性など髪の毛の長い方ではその分排水溝に流れていった量が多ければ多いほどつまりやすくなります。
毎朝、洗面所で洗髪する方や髪の毛の抜けやすい方は、排水溝に髪の毛が流れていかないように工夫をしなければいけません。
洗面台の排水溝にはゴミが流れていかないように洗髪ゴミ受けが設置されており、ある程度は下に流れていかないような仕組みが作られていますが、隙間を通って流れ着いた髪の毛などが固まりになって蓄積されていきます。
ある程度の固形物は流れないようになってはいるのですが、先の細い髪の毛などは簡単に流れていってしまいます。そうならないように、ネットを使って毛が排水溝の奥に流れないようにしたり、排水溝をマメにお掃除したりすることが重要ですが、多くの方は詰まってから対処をしようとします。
そこで、このページでは自分の家の排水溝が完全に詰まってしまった場合の直し方や日々の予防法などを紹介していきます。また、排水溝の流れが悪くなってきた場合の対処法も交えて説明していきます。
是非参考にして下さい。
Contents
1.洗面所の排水溝の詰まりとは!?
皆さんが毎日のように使う洗面所。突然の詰まりに慌ててしまった経験はありませんか??
洗面所のつまりは水回りの個所でも非常に起こりやすいトラブルの一つと言えます。
また、穴が小さいので固形物を流してしまったら一発で詰まります。なので、洗面所の排水口にはゴミ受けのような物が設置されていて、大きな固形物が流れないようになっています。
しかし、後ほど紹介させて頂きますが洗面所の主な詰まりの原因は髪の毛や石鹸カス、垢などです。必ず髪の毛は抜けるし、石鹸やハンドソープは多くの方が使っているはずです。しかし、これらは生活する上で欠かせないものなので使わない訳にはいきません。よって、詰まらない様にする為には予防やマメに掃除したりするしか方法がありません。
因みに洗面所の排水溝の詰まりやすい個所は大きく分けて2つです。
1-1.S字トラップ
洗面台の下に設置されている排水パイプの事です。排水パイプにはステンレス製の物や樹脂製のタイプがあります。どちらが備え付けられているかは、建物によってことなります。どちらがいいかと言うことは断言できませんが、樹脂製の方が比較的新しい住宅で使用されている事が多い傾向にあり、掃除口などがあるのでメンテナンスし易いです。また、ステンレス製に比べると分解や取り付けが容易に出来るメリットがあります。
1-2.排水管
排水パイプの下を走っている床下配管の事。最終的には屋外まで繋がっています。洗面台の排水パイプより下の配管の事を指します。排水管には鉄管や塩ビ管が主に使用されています。鉄管は築年数の経過した住宅で主に使用されている事がありサビが原因で穴が空く事があります。その分、塩ビ管は最近の住宅では主に使用されており、汚れが付きにくい、つまり詰まりにくい等の性質を持っています。
次の章では洗面所の排水溝の構造を紹介していきます。
2.洗面所の排水溝の構造を知ろう
実は洗面所の詰まりは軽度な詰まりであるケースも多く、簡単に自分で直すことが出来ます。しかし、何もわからないまま作業をするわけにはいきません。
当社にご依頼頂くお客様でも自分で分解して元に戻せなくなったり、排水パイプを折ってしまったり、元に戻せたけど水漏れが止まらなかったりなど、何も知識や構造を理解しないまま作業を行うとかえってトラブルを拡大せてしまう恐れがあります。
つまり、洗面所の排水溝のつまりを直す為には構造を理解しておく必要があります。この構造を理解しておくことで詰まりの原因や点検、確認すべき箇所などがわかるからです。
また、水漏れなどが起きた場合でも自分で対処する為に必要な知識となります。今回も誰でも理解できるように画像付きで紹介していくので参考にして頂けたら幸いです。
それでは一つ一つ構造を理解していきましょう。
2-1.洗面台の下ってどうなってるの!?
洗面台の下の扉を開けて見ましょう。
洗面台の下にはお風呂の、洗面、洗濯用品等を収納出来る棚の様なスペースが設けられているハズです。多くの方はそこのスペースに洗濯洗剤や柔軟剤、シャンプー、リンス、ハンドソープなどの日用品を収納していませんか!?
人によってはギッシリ詰め込み過ぎている方もいらっしゃいますが、何も入っていない状態にすると奥の方に排水パイプが通っていることが確認出来ます。
因みに画像左側に見える配管は蛇口のホースや止水栓です。
2-1-1.排水トラップとは!?
画像の青く囲ってある箇所に注目してください。
パイプが洗面台から下に降りて、また上にあがって下にさがっています。そのまま一直線に下に落とせば良いのですが何でこんな形をしているのでしょうか!?と疑問に思われる方もいると思いますがこれにはちゃんとした理由があります。
これは排水トラップと言い悪臭や虫が上がって来ない様な仕組みが施されています。例えば、洗面台から水を流した際に排水パイプを通って水が流れていきますが一度パイプを上げておく事で残水がパイプ内に残るようになります。そして、その残水が空気の通り道を防ぎ部屋まで悪臭や虫が上がって来ない仕組みなのです。簡単に言えば水のフタと覚えておくといいかも知れません。
この排水トラップは水回りであれば必ず施されています。逆に排水トラップが無いと部屋中、虫だらけ悪臭の絶えない部屋になってしまいます。そう考えると気持ち悪いですよね。そして衛生的にも良くありません。
つまり、排水トラップは非常に重要な役割を担っているのです。しかしその反面、排水トラップは詰まりやすい個所の代表格とも言えます。もし、こんな形をしていなければ詰まることなくスムーズに流れていたケースも多いのが事実です。
しかし、詰まりやすい個所であるからこそ誰でも簡単に掃除が出来るような仕組みが施されています。
排水パイプにはお掃除口が設けられていたり、キャップナットで取り外し、取り付けが容易に出来るような工夫がされているのです。
2-2.排水トラップの種類と基礎知識
2-2-1.S字トラップ
洗面台から排水パイプを通って水が下に流れていく仕組みをS字トラップと言います。排水パイプがアルファベットのSの様な形をしているのがわかると思います。
主に洗面台の下に収納棚が設けられているような洗面台で、排水が真下に流れていくような仕組みで使われている事が多いのが特徴です。
S字トラップは主に色々な個所で採用されており、キッチンの排水溝やトイレ内に設けられている手洗い用の排水溝にもS字トラップ方式が用いられている事が多いです。そして、画像では見えにくいかもしれませんがS字トラップの真下部にキャップナットがあります。これは掃除口と言って溜まった汚れや詰まりが生じた場合に誰でも簡単にお掃除が出来るように設けられています。排水パイプを取り外したり、分解すること無くお掃除が出来るので一般の方でも容易に作業が出来てしまいます。
2-2-2.P字トラップ
続いてP字トラップを紹介します。
上記とは異なり排水パイプが壁の横に入っているタイプの事を言います。排水が真下では無く、横に流れていく為にアルファベットのP字のような形をしています。
その為、P字トラップと呼ばれています。画像を見てもらえるとわかると思いますが、洗面台から流れた水が下に流れて少しだけ上にあがって横に流れていきます。そして、流れきれなかった残水が排水パイプ内に残ります。
これを封水と言い、S字トラップと同様に水のフタの役目をしてくれます。形は違えど、封水をつくる事が出来れば害虫や悪臭を部屋に侵入させない事が出来るのです。
またP字トラップも同様でトラップ部分で詰まりが起こりやすい特徴があります。その為、キャップナットが付いており簡単に取り外し、取り付け等の分解作業が出来るような仕組みになっているのです。
S字トラップ、P字トラップは洗面所で主に採用されている形式ですが、これに関しては自分の家の作りによるものなので修理をする場合は自分の家がどちらのタイプなのか確認してから作業をする必要があります。
2-3.洗面所の排水溝で主に詰まりやすい個所はどこ!?
洗面所の排水溝で最も詰まりやすい個所としては、当然S字トラップ・P字トラップで間違いありません。
割合で表わすのは難しいかも知れませんが、キッチンと違い洗面所は油を流しません。
そこが大きく異なる点です。キッチンの詰まりの主な個所は排水管にあると言えますが、それに比べて洗面所の詰まりなんて髪の毛程度なのでたかが知れています。
と言っても洗面所も排水管で詰まる事も多々あるので、キッチンに比べると詰まりは軽度だという事です。
なので、洗面所で詰まりが起きたらS字トラップやP字トラップをお掃除してみる必要があります。以外とそれだけで直ってしまう事も多いのです。もし、トラップ部分を掃除しても詰まりが解消されない場合は排水管に原因がある可能性が高いので、業者に依頼する事も考えなくてはいけなくなります。
2-4.当社で経験した洗面所で詰まる主な原因物
当社がお客様から頂いたご依頼では詰まりの原因とされる物でも様々な物があります。その中からいくつかご紹介していきたいと思いますのでつまりを予防する為の参考にして頂ければと思います。
2-4-1.髪の毛
髪の毛は洗面所の詰まりの原因1位です。朝、洗面所で髪の毛を洗う人も多いと思いますが、女性は特に髪の毛が長いので抜けるとその分詰まりやすい傾向にあります。男性も洗面所でヒゲを頻繁に剃ったりする方も多いと思います。髪の毛は流しても水に溶けません。少しずつ溜まってしまった髪の毛が蓄積されていき、そのうち詰まりのトラブルに発展してしまいます。
2-4-2.石鹸カス
洗面所で手洗いうがいをすると言うのは一般的ですよね。しかし、詰まりの原因のひとつに石鹸カスがあるのをご存じでしょうか!?そんな事いったら手洗いも出来ないじゃないか!!と怒られてしまいそうですが、石鹸カスなども手洗い後はきれいに水を流してあげる事が重要です。なぜなら、洗面所の排水パイプに石鹸カスなどがこびり付き、年月と共に排水パイプ内に汚れが溜まっていきます。ヌルヌルしたぬめりの様な汚れは中々落ちない為、穴が小さくなると水の通り道が縮小していきます。
するとある時を境に水が流れなくなるのです。それが詰まりの原因です。
2-4-3.歯磨き粉のキャップ
固形物を流してしまうケースは時々あります。洗面所の排水口にはヘアキャッチャーと呼ばれる固形物が流れていかないような仕組みがされていますが、古い洗面台にはヘアキャッチャーが無かったりします。歯磨き粉のキャップが流れていくとトラップ部分に引っ掛かってしまいます。すると、水の流れが悪くなったりしてつまりが起こってしまいます。
2-4-4.ピアス
洗面所の前でピアスを付けていたらうっかり滑って落としてしまったお客様がいらっしゃいました。ピアスは小さいので落としてしまうと簡単に排水溝に流れてしまいます。もし、落としたらトラップ部分で止まっている可能性が高いのでトラップを分解して取り出してあげなくてはいけません。もし、水を流してしまうと奥までピアスが流れていき排水管まで流れてしまうと取り出すことができなくなる恐れがあります。くれぐれも水を流さない事が重要です。
2-4-5.アクセサリー
これもピアスと同じですよね。鏡を見ながら首に付けようとしていたらうっかり落としてしまうケースです。ピアスと同じように水を流さずに取り出してあげましょう。
2-5.下水臭が上がってくるのはなぜ?!
2-5-1.水封の水が乾いてしまっている
長期間使用していないアパートやマンション、長期間家を空けている場合にトラップの水が蒸発してしまい臭いが上がってくることがあります。これはトラブルでも何でもなく、普通の事です。水が蒸発すると臭いだけではなく虫も上がってきてしまうので排水トラップの水を入れてあげる必要があります。一度蛇口を開けてしまえば自然と水封が出来るので問題はありません。
2-5-2.排水パイプが割れている
排水パイプが割れていたり、水が正常に溜まらない場合は排水パイプ本体に何らかの異常がある可能性があります。新しいものと交換して正常に水が溜まるか確認して見ましょう。
1-3-3.防臭ゴム・防臭プレートが設置されていない
排水パイプ下の排水管との繋ぎ目に防臭ゴムや防臭プレートが取り付けられておらず、臭いが上がって来ているケースです。その対策については洗面所の排水溝からの臭いの原因とその解決法を読みながら解決していきましょう。
3.詰まりの原因と詰まりやすい箇所を知ろう
洗面所の排水溝の詰まりの多くは髪の毛です。髪の毛が塊まりとなって排水パイプに蓄積されていき、一定量まで溜まると突然詰まります。
それでは画像に注目してください。
青く囲っている部分が髪の毛の溜まりやすい箇所です。赤い線は排水管のルートに見立てています。
一番上の青丸は排水溝の入り口箇所です。この部分は髪の毛や固形物を受ける為のヘアキャッチャーが取り付けられていて、そこに溜まると排水不良を起こします。しかし、手で取り除けるような簡単なつまりです。次に中央にある青丸に注目してみましょう。この部分は先程も紹介したようにS字トラップと呼ばれる部分で洗面所の排水つまりで一番原因とされる箇所です。つまりを取り除く時はキャップナットを外したり、掃除口があればそこから点検します。
下の青丸左側はちょうど横引き配管になっている為、同じく詰まりやすい箇所です。右側青丸は配管の奥で詰まってしまっているケースです。もし、水が流れていかなくなったらこの4箇所を疑って見る必要があります。
排水管で詰まりが生じている場合はワイヤーなどを通して詰まり部分を貫通させないといけません。洗面台から下に下りた排水管は最終的に屋外の升にまで繋がっています。マンションであれば縦管です。排水管は升に到着するまでにまっすぐ伸びている訳ではなく他の排水管と合流していたり、いくつかの曲がりがあります。そこもまた詰まりやすい個所ではあるのですが、一般の方には作業が難しいのでプロに依頼する必要が出てきます。
4.詰まりを解消する為のステップ
STEP1
洗髪ゴミ受けに髪の毛が溜まっていないか確認しましょう。
一番最初に確認すべきポイントとしては、排水溝の入り口部分であるゴミ受けです。この部分は髪の毛が溜まりやすい個所です。頭を洗ったり、鬚を剃ったりすると簡単に詰まってしまいます。
水栓キャップなどが付いていて隠れてしまっている場合はキャップを外してゴミ受けに髪の毛が溜まっていないか確認しましょう。
もし、溜まっていたら水の流れが悪くなります。
確認して問題が無ければ次のステップに進みましょう。
STEP2
洗面台の下に上記で紹介したS字トラップがあります。
そして、S字トラップにはいくつかの分解できる部分があり、掃除口が付いているものもあります。
掃除口が付いていると便利で、キャップナットを回して排水パイプ内のゴミを取り除くことが出来ます。
キャップナットを外すと水封の水がこぼれて来るのでバケツなどを下に置いてから行うようにしてください。
この掃除口を空けて汚れがドバッと出てきたらそれだけで直っている可能性があります。掃除口が無い場合はキャップナットを取り外してある程度排水パイプを分解してから掃除をしてあげなくてはいけません。
STEP3
そして、下から割り箸など先の細いものでゴミをかきだしていきます。
通常、髪の毛などの塊はキャップナットを外しただけでは出てきません。固着してこびり付いていることが多いので割り箸などで取り除く必要があります。
ある程度の塊が出てきたらそれが詰まりの原因と考えられます。また、排水溝にヘアピンやピアス、アクセサリーなどの固形物を落としてしまった場合はこのトラップ部分に引っ掛かっている事が多い為取り除いておく必要があります。
しかし、塊が出てこない場合はその奥で詰まっている可能性があるので次のステップに進んでいきましょう。
STEP4
割り箸などでうまく取り除けないときはキャップナットを外してパイプを取り外す必要があります。
排水パイプが長年の蓄積で溜まった汚れが付着している場合はパイプ本体を掃除するのがいいかもしれません。
薬剤でも掃除する方法がありますので後ほど紹介していきますね。
下水管に繋がる部分のパイプも同じように外して掃除して見ましょう。
基本的にはこれで詰まりは解消されるはずですが、元に戻せなくなると大変なので、ご自身で行う場合は注意が必要です。
パッキンがしっかりはまっていなかったり締め込みが甘いと水漏れの原因になります。
STEP5
ここまでやっても詰まりの原因が確認できない、または改善できない場合は、下の配管で詰まっている可能性があります。その場合は点検口を開けて下水管を見える状態まで剥がす必要があります。
点検口や排水プレートは家のつくりによって異なるので下水管の見える状態まで外していきましょう。
STEP6
画像を見てください。
この様に下水管見える状態になったら一度水を流して流れていくか確認して見ましょう。
もし、流れなければそこが原因です。
高圧洗浄で詰まりを剥がしていきたい所ですが、一般家庭には高圧洗浄機は中々ありません。その場合はワイヤー式パイプクリーナーを使って下水管を掃除していきます。使い方は台所の排水溝つまりを直す方法や排水管のつまりに最適な道具とその使い方でも紹介していますが、奥までワイヤーを突っ込んでいき、止まった所でワイヤーを回しながらゴミを削っていくようにします。根気よく行えば自然と詰まりは解消されていくはずなので是非実践して見てください。
これはトーラーと呼ばれる排水管の詰まりを解消する為の機材を使用しているところです。トーラーは業者が詰まりを取り除くために主に使用しますので、一般家庭には無いはずです。
そんな時はホームセンターなどで販売されている市販のワイヤーを使ってみましょう。簡単に手に入るので手軽に排水管のお掃除が出来てしまいます。
5.パイプユニッシュは意味あるの?!
市販のパイプユニッシュやパイプマンは完全に水が流れていかない場合は効果を発揮しません。
完全に詰まってしまった場合は上記で紹介したような方法で取り除くほか無いので、流れが悪くなってきた段階で早めに対策しないといけません。
そこで、役立つのがパイプユニッシュになります。
また、ビーエヌクリーンといった業務用のパイプクリーナーも非常に強力で効果が高いので試してみましょう。
6.ラバーカップを使った詰まりの直し方
軽度の詰まりであればラバーカップを使って改善することが出来ます。
もし、家にラバーカップがあれば一度試して見ましょう。
使い方としては覚えておきたい!ラバーカップの使い方やラバーカップを使ったトイレつまりの直し方でも紹介していますが基本的に同じです。水を溜めて押す引くを繰り返すだけです。
しかし、この時に洗面器のオーバーフロー穴にテープを張って圧力が伝わるようにしましょう。
7.薬剤を使った詰まりの解消方法
実は汚い排水溝を触らないで、排水パイプを分解すること無く待つだけで詰まりを解消する方法があります。それは薬剤を使った方法です。薬剤には市販で売っている物から業務用の強力な物まで様々です。先程パイプユニッシュを紹介させて頂きましたが、完全に詰まってからでは手遅れです。
そこで、業務用の即効性の高い薬剤を使って詰まりを解消していきましょう。
7-1.業務用薬剤ピーピースルーを使ってみよう
ピーピースルーって知っていますか!?
実はこれは業者も愛用するつまりに超効果的なアイテムなんです。
業務用と言うだけあって市販では購入することが出来ません。しかし、インターネットであれば誰でも簡単に入手可能です。
そして、ピーピースルーにはいくつか種類があります。
ピーピースルーFは排水溝の予防やメンテナンスで主に使用する為の薬剤です。
ピーピースルー(温水用)やピーピーエル(液状タイプ)もあります。
ピーピースルー(温水用)は温水を使って使用します。ピーピーエルは長い排水管などのまんべんなく液を沁み渡らせるのは簡単な事ではありません。しかし、ピーピーエルであれば長い排水管もきれいに掃除してくれるので配管のメンテナンスにはおススメしたい薬剤です。
他にもピーピースルーKと言われるシリーズの中で一番強力な薬剤があります。ピーピースルーKは完全に詰まってしまった排水溝にも一撃で詰まりを砕いてくれます。髪の毛なんて一気に溶かすことが出来るので洗面所の排水詰まりには効果的です。しかし、強力すぎる為に使用方法を間違えてしまうと危険です。一気に高温になるので排水管の材質によっては溶かしてしまう事もあります。また、刺激が強い為に皮膚や鼻、目を守らないといけません。
温水ではなく冷水を使用するので、温水が用意出来ない寒冷地などではピーピースルーkを使うようにしましょう。
使用方法は裏面に記載されてるので十分読んでから使用するようにしてください。また、プロも使う!ピーピースルーの超効果的な使い方でも紹介しているので参考にして頂けたら幸いです。
8.業者の賢い選び方
この記事では自分で詰まりを解消する為の方法をお伝えしてきました。しかし、プロである私達も手こずる様な頑固な詰まりのケースは多々存在します。その場合、自分で修理をするにも限界があります。そんな時は業者に依頼することになりますが、普段あまり水道業者にお世話になる方もそう多くは無いと思います。そこで、良質な水道業者を見極める為のポイントを紹介したいと思います。
8-1.必ずお見積りは無料・事前見積りか
言葉は悪いかも知れませんが、悪徳業者と言うのも存在します。業者も五万とあるこの業界。優良な業者を見極めるのも一苦労です。確かにお電話だけでお見積りと言うのも難しい話ですし、何か言い値に感じてしまいますよね。実際、現場を見たら全く話と違った。何てことになったらトラブルの原因になりかねません。そこで、安心して修理をお願いする為には事前にお見積りをしてくれるか。と言うことが重要になります。当たり前の話にも聞こえるかも知れませんが、お伺いしただけで出張料を取られたり見積もりは有料であったりすることもあるのです。よって、必ず事前見積り、見積もり訪問は無料である業者さんに依頼をする事がリスクを最小限に減らすポイントになります。
8-2.大手よりも地元業者を選べ
大手の業者の方が安心な感じもしますが、必ずしも大手が良いとは限りません。なぜなら、大手の業者は地元の水道屋さんを集めた集合体の様な仕組みであることが多く、その分中間マージンが加わる事が多いからです。また、歩合制を導入している事が多いので適正価格以上の金額になる事も珍しくありません。実際適正価格と言っても定義が難しいのが現状ではありますが。しかし、地元業者であれば地域密着でリピーターを大事にしている業者が多いので、料金的にもリーズナブルで何かあった時のアフターフォローもしてくれる事が多いのです。
9.まとめ
いかがでしたか?洗面所の排水溝のつまりは原因を知る事で解消が出来、予防法を知る事でこれから詰まらせない為の工夫が出来るようになります。
洗面台の排水パイプが詰まっている場合はラバーカップを使ってみて、駄目ならパイプを分解して掃除をするのがいいでしょう。
大抵は排水パイプを分解すればゴミ詰まりが確認できるので直せるはずです。しかし、戻すときはパッキンやナットをしっかり戻さないと水漏れの原因になってしまうので注意が必要です。
以上参考になったなら幸いです。